料理しようぜ!なぁ!(klis Advent Calendar 2023)
おい!料理しようぜ!おい!
klis21の乳製品です。これはklis Advent Calendar 2023の10日目の記事です(ノルマ)。
前日→ klis Advent Calendar 2023 9日目(ゆうなつ さん)
翌日→ 私の興味の変遷と研究室配属という名の自分語り(macorno⊿ さん)
今度のnoteは料理だ!!!
というわけでね、今年も特に図書館とか関係ない記事です。
(去年:TXを巡り廻る。)
今年は「料理」について書きたいと思います。私は自宅住まいなんですけどなんか割と料理する必要があるのでするし料理が好きなのですが、周囲には「料理にめちゃくちゃ手間をかける人(いい)」と「全然料理とかしない人(これもまたいい)」がめっちゃ多いなと思ったので、「料理ってもっと雑でもいいんだよ!でも最低限手間を掛けよう」という話がしたくなったからです。
このnoteはすごい適当に書き始めたしあんまり読み手のことを考えずに書こうかなと思って書き始めたので多分すごい読みにくい(割にそんなに面白くない)んですけど頑張って読んでください。
あっそうだ、あと、※全部個人の感想です。
あるいは※本noteはすべて個人の感想であり、所属団体を代表するものではありません、といったほうがいいかもしれません。今所属団体ないけど。個人的に学生の個人アカウントにこれを書く意味はあんまりないんじゃないかなと常日頃思っていることを表明しておきますね、個人の自由なんでどうでもいいんですけど。
では、よろしくお願いします。
0.前提:我々はなぜ飯を食らうのか
そもそも食事ってなんだ ~「食事」の目的に関する考察~
料理の話をする前にまず「食事」について私見を述べておきたいと思います。「食事」について、Wikipediaくんは以下のように述べています。
この定義では、どうやら食事とは「栄養摂取」の意味合いが強いようです。これは「空腹を満たす」とも言いかえられるかもしれません。しかしながら実際には、人間の食事の目的はそれだけではありません。では、他にどのようなものがあるでしょうか?
食事の他の目的としてひとつ、「食欲を満たすため」というものが考えられます。まぁでもこれ、意味の上では別に「空腹を満たすため」で良くないですか?というところでちょっとここについて考えてみたいと思います。
「空腹」と「食欲」の違い
さて、「空腹を満たす」と「食欲を満たす」について、ぱっと見同義、違いがあるとすれば「空腹」と「食欲」という字面の違いですね。じゃあこれもWikipediaに聞こうかなと思ったところ、「空腹」が自動的に「食欲」に飛ばされてしまいました。以下からもどうやらWikipediaくんはこれを同一視しているというふうに考えられます。
これによれば、「食欲」は「空腹」として感じられる一種の願望らしいですね。まぁでもWikipediaくんは別に常に正しいわけでもないので私は私なりになんか主張をぶち上げてみたいと思います。
思うに、「食欲」は精神的な願望、「空腹」は生理的な現象として切り分けられるのではないでしょうか。これらは全くの別物ではありませんがしかし、完全に同一視できるものでもなく、人間の心身それぞれに対応した職への渇望だと捉えようというのが私の適当な主張です。
脳と胃のミスマッチ
例えば、このような経験はありませんか?
夜、空腹感を覚えたためありものの何かを食べたが空腹感は満たされず、結果的にエンゲル係数は上昇しカロリーだけが蓄積されてしまった…というようなもの。え?ない?ご立派ですね。私はしょっちゅうあるのでね、これね。
多分ですがこれ、「空腹」は満たせたけど「食欲」は満たせなかった結果の空虚さだと思うんですよね。確かに腹が減っていて、それ故に胃にものを詰めてそれを解消したが、しかして今、食べたかったのはコレジャナイ。こういう日は、なんか悲しくって眠れない。
それにこういうのもありますよね、「今パスタの気分じゃないんだよね」とかね。別にパスタじゃなくてもいいんですけど、一例としてね。これって別に栄養補給するだけなら何食ったってあんまり大差ない(こんにゃくとかは別だけど)わけだから腹減ってるなら何食ったっていいわけじゃないですか。でもなんかこう、違うんだよな。
これらの事例(サンプルは私だけですが)を見るに人間はただ腹が減った栄養補給するぞってだけで食事という行為を行っていないことがわかりますよね。それに別に「美味い」という指標だけでないことも(美味いものを食っても満たされない夜があるため)。
「食欲」とは一体なんだ
じゃあ何で食う飯を選んでいるのか。そう、「食欲が満たせるか」なんですね。人間が食事で満足するためには「空腹」ではなく「食欲」を満たす必要があり、人間はその「食欲」に基づいて食べるものを決定している。
じゃあ実際「食欲」ってなんなのか、個人的にそれは「目的」なんじゃあないかなって思います。食事の「目的」。例えばそれは「肉が食いたい」でもいいし、「ピザが食べたい」でもいいし、「美味しく痩せたい」でも「大量に米が食いたい」でもなんでもいい、「食いたい」に基づいた食事の目的、それこそが「食欲」だと考えるしここではそうしておきましょう。
まぁ、ここまでの話は別に人類にとって自明の事実を長々と再発見しただけのような気もしますが。
1.「食欲」のための料理のススメ
目的:食欲 手段:料理
さて、やっと本題です。ここまで述べた「食欲」を満たす食事を拵えるもっとも簡単で最高にクールな手段、それが「料理」なわけですね。
えっ?マジで言ってる?外食とかのほうが楽じゃない?
そうだね、じゃあこのnoteはここで終わります。
まぁ実際外食のほうがかなり楽、ですよね。それはそうです。材料用意しなくていいし、頼んで金払えば調理から何からやってくれるし、味のクオリティは高い傾向にあるし、皿は洗わなくていいし、皿は洗わなくていい。基本的に自炊の味が客観的にプロに勝ってることなんてないんだからそうなりますよね。
ただ、別にこのnoteは「料理」を「美味い飯を食うための最善の方法」とも「楽に飯にありつくためのたったひとつの冴えたやりかた」とも言ってない。あくまで「食欲を満たすもっとも簡単で最高にクールな手段」だっつってんだろうがよ。
そして「食欲」とはなにか。それは食事の目的であり、「何かが食いたい」という突発的な渇望の発露です。故に料理が最適解になる。
「食欲」のための「料理」の魅力
料理の魅力は個人的に以下の3つ。
好きなときに自分の食べたいものを用意できる
材料を自分で決定できる
自分好みのアレンジができる
まとめると「食いたいときに食いたいものを食いたいように食える」、食欲特攻ですよね。自分で料理することで「食欲」に纏わる諸問題がだいたい解決できる。だから料理って、したほうがいいんですよね。
2.方法論としての「料理」
余談:「料理」の定義 ~「調理」との差別化を図って~
というところでここからは「料理ってどうやるべきなのか」みたいな話をしたいわけですけど、その前に「料理」についても軽く掘り下げておきましょう。先に言っておくとこの項の着地点は「料理」は「調理」に比べて魂がある、とかいう微妙な精神論なんでマジで読み飛ばしていいです。
とりあえず「料理」についてまたWikipediaくんに聞いてみたいと思います。
なんか上の日本語が終わってる感じがあるけどまぁ「食材の加工とその加工品の両方を指す、かつ調理と同一のものである」、みたいなところでしょうか。じゃあWikipediaくんは「料理」と「調理」は同じって言うんだね!
Wikipediaくんの味ですよね、この感じ。まぁなんかこっちのほうが記述が詳しいですね。その割にこっちにだけ出典不足が出るんですけれども。どうやらここでは厳密には「調理」は「料理」の部分集合みたいな感じっぽいですね(ふんわりとした表現)。
まぁこれはこれでかなりいいのでこの話はここで終わりで、でもなんか個人的な言葉の感じにだけ則った勝手な使い分けの話をするんですけど、私は「料理」は創意工夫だなって思うんですよね。
なんか「調理」って言葉にはあたたかみが感じられないな、ってずっと思っているんですよね。なんか、誰がどうやってもその結果が一意になる感じがあって。技術としてはかなり正しいんですけど。
対して「料理」にはあたたかみが感じられる。家庭的なイメージもあるのかもしれません。なんか嫌じゃないですか?遊んで家に帰ってきたらお母さんが「たかしー!食材を調理したわよー!」って言ってくるの。たかしもなんか黄身が悪くてトイレにこもりきりですよ。やっぱお母さんには「料理」をしてほしいなって思います。
ここでついでに言っておくと「料理」ではちょっと苦労してほしいですよねってのも付け加えておきたいですね。巷ではずっとポテトサラダ手作りしろ爺さんVSカップ麺にお湯注ぐのも料理だろオタクが戦ってますけどね。これはまぁまぁ極端なんで勝手に戦え!って感じなんですけれども。でもこうやっぱり自分で作った嬉しさもひとしおじゃないですかって私は思うわけで、だからちょっとくらい調理器具、本当にキッチンバサミだけでもいいんですけどそのくらい使ってくれるといいのかなって思います。
本題:料理の方法論
閑話休題。
じゃあ実際料理どうやってするんだって、料理そんな簡単にできれば苦労しないんだって(ロウアイキュー)。
そんなあなたはとりあえずこのツイート(ツイート)とこれに繋がっているやつを全部読んでください。私がこのnoteを書いている動機の9割はこれを紹介するためだから。
これは未来屋マサル(@saikyo3018)さんという方の料理についての考察なんですけど、ここの後半がめっちゃよくまとまっていてすげぇためになります(前半も面白い)。
一応ざっくりまとめると
1.火加減をミスると死ぬ。水分はライフ。
2.塩分が多いと死ぬ。さしすせそは順番を表している。
みたいな感じ。もとのツイートを読んでほしいので雑にまとめた。
これだけ意識すればあとはレシピ見ながら体感で覚えてやれるようになる。
用意すべきもの
以上のことも踏まえて用意すべきものくらいは書こうと思います。
1.調理器具
鍋として使えるフライパン、キッチンバサミ、包丁とまな板くらいはあるといい。あとお玉とヘラの間の子みたいなやつ(↓これ)。なくてもレンジでできないこともないかもしれないけどちょっとは手間かけてほしいのとあれば択が増えて有利になる。爆アドォ!
2.調味料
さしすせそ(砂糖、塩、酢、醤油、味噌)とめんつゆと味の素と胡椒あたりがあるとだいたいなんとかなる。酢はかんたん酢でもいい。これもあればあるほど択が増えるが、増やしすぎるとどうにもならない。
3.調理家電
炊飯器とレンジとコンロ。ないとちょっと話が始められないため。
教訓めいたもの
1.オリチャーは半年ROMってから
とにかくレシピを見て作って慣れてからじゃないとオリチャーとかしちゃいけない。ネットで無限に言われているけど本当にそうで、適当にやると死ぬほど味が濃かったりシンプルに不味くなる。「食欲」を満たすどころではなく人生がつまらなくなる。おすすめのサイトは4.あたりで取り上げておきます。
3.とりあえず作れると択が増える3選
なんかこっからはもう「食欲」とかあんまり関係ないかも
一気に書いて疲れたし目的を果たしたため、かなり雑になってきたが、とりあえずコレが作れれば一気に「料理」を達成できる料理を3つ上げておきます。
1つめ:炒飯
とりあえずこれね。米も食えるし卵も食えるし野菜も入るし肉も入るし、何より味付けの幅がとてつもなく広いのでなんかあるものをぶちこむのに最適。あとすげぇつくりやすいため、コロナが始まって高校が休みになっていた1ヶ月本当に毎日昼が炒飯だった。今日の夕飯も炒飯だった。
以下は個人的に作りやすくて美味しいレシピのようなもの。パラパラになった試しはない。
材料
米:1合(炊きたてのほうが好き)
卵:1個
ねぎ:好きなだけ
ウインナー:4~5本(入れたければもっと入れてもいいが、入れすぎると油になる)
ごま油:大さじ1~2(目分量でいいと思うが、入れすぎると油になる。サラダ油でも良い)
醤油:小さじ1(風味づけ)
粉末鶏ガラ:大さじ1(もう少し少なくても成立する)
味の素:入れれば入れるほどいい(責任は取らない)
塩コショウ:入れれば入れるほどいい(責任は取らない)
準備
卵は溶いておく
米は炊いておく
ネギはみじん切りにしておく
ウインナーは切っておく(面倒ならちぎってもいいし、そのままでもいい)
作り方
1.フライパンに油を熱し、ウインナーを炒める(軽く焦げ目がつくまで)
2.溶き卵をフライパンに入れ、スクランブル気味に炒める
3.米を入れ、炒める
4.ねぎ以外のいれていないものを入れる
5.火をとめてねぎをいれる
ね?簡単でしょう?
以下はこれとは違う作り方だが参考になる動画
2つ目:カレー(厳密にはイーブイ)
個人的に好きなのもあるのでカレーにしたが、厳密にはルーを入れる一歩手前の状態(通称:イーブイ、なんにでもなれる翼があるため)が大事。そこからシチューや肉じゃがに派生することが出来、とても良い。私はカレーしか作らないけど。おふくろの味たるカレーを自分好みに魔改造した結果、親の味を自分の中で超越してしまってすごい悲しくなった。以下は個人的なレシピ。
材料(3~4人前程度)
肉:300グラム(もっと少なくていい、種類は派生先や好みなどに合わせて)
たまねぎ:中1個(半分でもいい、サイズと相談して)
にんじん:1本
じゃがいも:中2~3個
水:800mLくらい(いつもルーの箱にしたがうので覚えていない。この半分だったかもしれない)
にんにく:お好みで(チューブのとかで全然いいと思う)
しょうが:お好みで(シチューにしたかったりするなら入れないほうがいいと思う、これもチューブでいい)
ローリエ:あってもなくてもいい(あるとなんかちょっと、いいよね)
カレーを作るなら:
カレールー:1/2箱(スパイスの調合がしたければ勝手にやってください)
ケチャップ:ちょっと
オイスターソース:ちょっと
ウスターソース:ちょっと
粉末コーヒー:ちょっと
醤油:ちょっと
(ちょっとって書いている奴らは隠し味としていれると味に深みが増す感じがあり、実際グレードがあがるのでちょっと入れる、なくても成立する)
準備
肉と野菜類は切っておく
たまねぎは先にある程度炒める
根菜類はレンジでチンしておくと楽(全部煮込みでもいい)
作り方
1.(玉ねぎを炒めているところに追加で)肉を炒める(炒めなくてもいいが、炒めた方がいい)(にんにくやしょうがをいれるならここ)
2.根菜類を追加して少し炒める(塩胡椒はここ)(分量外)
3.水とローリエを入れて10分煮る(根菜をレンジでやったならもっと短くていいかも、アクはお好みで取る)
カレーを作るなら
4.火をとめてルーを入れる
5.溶けたら火をつけてとろみが出るまで煮る
6.ちょっとシリーズを全部入れる
炒飯に比べると準備が格段にだるいが、可能性がある。
3つめ:鍋
説明とかいらないと思いますけど、とりあえず全部入れて好きなのでやれば鍋ですからね。説明はないです。
4.参考になるサイト
料理初心者のときから今まで使っているサイト
・白ごはん.com
神。まずは信じろ。料理の基本的な部分が身につくし情報が過不足なくまとまっていて実際とてもいい。味玉とかシンプルで好きだよ。
・クラシルとmacaroni
文章でもわかりやすいし動画もあって敷居が低い。白ごはんの欠点であるバリエーションの少なさをこっちで補強できる。併用がおすすめ。
おすすめしないサイト
・クックパッド
悪くはないし実際使うが、玉石混交だし多すぎてよくわからん。なんか基本的なこともあんまり身につかないので慣れてくるまではあまりおすすめしない。
さいごに
というわけで間延びした駄文を読んでくれてありがとうございました。「料理」、楽しいし普通に有益だしできないより出来たほうが絶対にいいのでマジでみんなやろう!そしてレシピをTwitter(ツイッター)に挙げてください。マジで。
本当は「料理の四面体」とか読んでから書きたかったが読めなかったのでこうなった。適当に2時間位で書いたので誤字とか変なところあったら教えてください。中盤の一個は誤字じゃないです。
なんかそんな感じで明日以降はご友人が団子になっているのですごい楽しみですね。素敵だ… そんな漢字でklis Advent Calendar 2023、ここまでのもこの先のも読もう!俺も全然読めていないので読みます。
来年はきちんと図書館の話がしたいな、というふうに思います。
11日目→ 私の興味の変遷と研究室配属という名の自分語り(macorno⊿ さん)