劣等であることに胡坐をかくこと
先日、noteでだいぶ悩んでるの見た、と言われた手前、かなりこの記事を公開するのは迷ったが、いつかオッサンになってこれを読み返して笑えたらいいな、と言う希望も込めて記録する。
8月に入り、前期が終わった。
修士課程を2年で終わらせるとなると、すでに4か月、即ち6分の一が終わったという事実になかなかに震えが止まらないのだが、それはしょうがないものだろう(と思うことにする)
気づいたら同じ所属先の同期のほとんどは、就活に向けて夏インターンの話をするようになっており、私のように「課題わっかんねー」などということで盛り上がることは見なくなった。
何というか「僕は何も考えてないんだな」と思わされる。(正確に言うと、直近のやることに対してでしか、あんまり考えれてないというか。いや、まあ、今年中に修論テーマ決めたいから先行論文読むとかはあるか?分からん。)
それに付随して何故か自分が劣っているように見える。(これに関しては本当に「何故か」なため、本当にわからないのである))
その一方で、劣っているからといって特別に何かやりたい・やらねばという情熱チックなものも浮かばないのである。(現時点で私は院生ではあるが、進学理由についても「もうちょっと分野に触れてみたい」という漠然としたものでしかなく、研究が大好き!!とか立派なものではないため、ものすごく悪い言い方にはなるがその日の気分によっては「研究とか勉強をやることにしたので取り敢えず関わる」くらいのスタンスになっている時もあり、色々考えて決めた結果、「研究を頑張ろう」となっているわけではない)(極論、「何でか分からんけどそこの環境に入ってそれで生き残るにはそれをするしかないよね」的なアレ)
修士で就職をする予定の同期の人は大体の人が「働くことに対する意欲」或いは「D進してまで研究する気が起きない(或いは学費などもっと現実的な理由もあるが)」と言ったことを就職する理由にしている。
そんな彼らの、理由がどうであれ自分で決めた方向性に一歩一歩足を進める姿を見るたびに、少々僕も認知が歪んでいることを認めた上での感想になるのだが、「決断を決めるくらいには関わり切ったと思えてるのだな」と感じてしまう。その姿は中途半端に触れ続けてるせいで、いつまでもなあなあで過ごしかねない状況の自分からすると、それはとてつもなく凄いことに見えてしまう。
じゃあ、僕もそれが出来るくらい、これは頑張ったと言えるように努めあげれば良いではないか?
そんなことは常に頭に浮かぶし、現に何人かの友人にはそう言うことを言われた。
そこで本記事のタイトルである。
薄々そんな気はしていたが、結局のところ、僕は僕自身を「一人の人間として劣っている」であると思い、そうすることで日々のストレスから自分を守っていることをずっとし続けていたんだろうな、と改めて感じている。
1、2回だとまだ良いのかもしれないが、これが癖になったせいか、こう感じている現実に対しても、どうしても他人事に感じてしまっているのも事実である。ゆでガエルみたいなものだろうか。
実際、論文読んだりとか発表するにしても最近は、「今は知識も足りてねえんだし出来なくて当たり前だろ」という半ば強引に開き直っている部分もあるし、仮にそれであんまり上手くいかなくても、悔しさとかを感じるのはほんの一瞬で大半は「ま、こんなものだろ、力もないし」という諦観めいたものであり、そうしたものさえ2日もすればほとんど忘れてしまう。成長の見込みとしてカスがすぎる。(流石にまずいので最近、日記として手帳にそういう改善点とか書くようにしている)
何より救い用がないと思うのが、そう言うスタンスを日々抱えているはずなのにいざ、何かやって誰からも+の反応がないとそれはそれで不満を感じてしまうところにある。
僕自身の中に「自分はダメな人間である」と思う部分と同時に「それはそれとして尊重されろ」という「義務も果たさずに権利を主張する」ような感情が芽生えてくるのである。そして、それをどこか他人事のように思っている自分が確実に存在していて、それがまた事態をどうしようもなくさせている。
果たして僕は人生に結果を急ぎすぎているのか?それとも、何もせず無責任に生きたいのか?
こう言った邪推は常に浮かんでいるし、現に僕はほとんど何もできていない。
23年もこう言う感覚で生きてきた以上、今更この感覚が抜け切れるものじゃない、と諦めて順応すべきなのか?
僕自身の中に絶対なんらかの原因があり、それはどうにかすれば何とかできるはずなのにそれに向かって行ってる感覚がいまだに持てない。
僕もいつかこの面倒臭さに折り合いがつけれることを祈るばかりである。
仮に今、劣等だと思うことでメンタルを保っている人が居るのなら、今すぐにとは言わないが、確実にそれは自分を後々苦しめることになるであろうことを胸に刻んでほしい。
劣等だと自分を思い込むことは、現実から目を背けているのに等しいのだ。恐らく。
引き返せるうちに引き返せ。