あけましておめでとうございます🦋
m.c🦋です。
2023年になりましたね。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします!
今週も新曲レビューはお休みにして、
番外編。
この年末年始に聴いていた音楽についてつらつらと書いていきます。
話題①ほかの方の年べスが参考になりすぎる
年末になると音楽好きがこぞって自身のベストを出します。
こんだけ聴いているんだぞという自己顕示欲の塊(ああいやだ)のようで、自分でするのは気がひけていたのですが、【音楽レビュー家】と銘打っている以上やらねばと思いやってみたらこれがまた。
プレイリストをひっかきまわし、もう一回聴きなおし、
それらを一か所にまとめて、まとめた中で厳選して。
その楽しさたるや。時間が溶けるとはまさにこのこと。
m.c🦋は年末ほぼ1週間をこの作業に費やしました。
楽しいとは言えこれだけ苦労したという自負のおかげで、自己顕示欲などというチンケな思い込みも消し去り、手元にはすがすがしい達成感のみ。となると、他の人がどういうチョイスをしたのが気になります。
しかし、ここからが本番だったようで、他の人の年べスを見るたびに「こんなアルバムがでていたのか!」と寄り道に寄り道を重ね、せっかく構築した年べスは解体。また作り直すことになりました。
これは年明けてしまうのではないか…と思いさすがにデッドラインを決め、なんとか形にはしましたが、本当にほかの方がつくった年べスが頼りになりすぎる。m.c🦋もだれかにそう思われるようなレビューを書きたいと新年早々よい目標を立てられたのでした。(年中に聴けなかった2022年の音楽に触れる企画もどこかでできたらいいなと思っております。)
話題②慌てて年べスに組み込んだアルバム
実はm.c🦋の年べスには、音楽マニアさんたちの年べスから慌てて取り入れたアルバムが入っています。
(まだ見てないよ!という方はこちらから)
ご覧になりましたか?🦋
こちらがその2枚です。早速順に紹介していきます。
1.『Preature's Daughter』/ Ethel Cain
こちらはペンシルバニア州在住のシンガーソングライター Ethel Cain (エセル・ケイン)。アルバムを聴いた感じからは想像できなかったのですが、1998年生まれの24歳で、この『Preature's Daughter』はデビューアルバムとのこと。すでにベテランのような威厳すら感じさせます。このアルバムを見つけたのはイギリスのカルチャー雑誌 CRACK MAGAZINE の年べス。このチャートにて『Preature's Daughter』は堂々の一位を獲得しています。衝撃を受けたのはそのアルバムの構成で、前半は正統派シンガーソングライターのような印象をうけましたが、9分もある7曲目の「Thoroughfare」、不快な金属音様の音色が響く9曲目「Ptolemaea」、ピッチが不穏に歪む11曲目「Televangelism」と、アルバムの後半にかけて一筋縄ではいかぬ仕掛けが施されています。そういう理由でぜひとも通しで聴きたいため、アルバム部門に入れました。13曲76分間を聴いた後は、なにかすごいものを聴いてしまったような気になりました。アーティスト部門にも入れたのは、これからの音楽活動にも期待したいと思ったからです。系統でいうとウェイエズ・ブラッドやラナ・デル・レイ、ポーティスヘッドが近いかもしれません。陰鬱/ ダウナーな音楽が好きな人はぜひ一度聴いてみてはいかがでしょうか。
2.『Melt My Eyez See Your Future』/ Denzel Curry
フロリダ州マイアミキャロルシティのラッパー、Denzel Curry の6枚目のアルバム(EPを除く)。アルバムの発表にあたって、これまでの5作とは一線を画したものになるとしており、もうこれまでに戻ることはないとも発言している。(MIAMI New Times(2022/1/7)より。)その今作はジャズやドラムンベースといったジャンルの特徴を色濃く持っている。ジャズといえば、ロバート・グラスパー(1曲目)や、サンダーキャット(11曲目)の参加は特筆すべきか。曲調の点で、個人的にはKendrick Lamar の『To pimp A Butterfly』のような感触を得た。おすすめは2曲目の「Walkin」。こちらは年べスに入れている方が多かったので聴いてみた次第です。
話題③年末年始よく聴いていたプレイリスト
他の方のプレイリストに味をしめたので、年末年始はTwitterなどで紹介見つけたプレイリストをよく聴いていました。
そのうち特によく聴いたものを紹介します。
作成主の方に、この場を借りて感謝を申し上げます。
1. 7の日にさんの「Best Album 2022」
まずは 7の日に さんの年べスプレイリスト。
名前がなんとも素敵です。ジャンルはHip‐HopからJazz, R&B, ブラジルのポピュラーミュージック=MPBなどなど。m.c🦋も比較的好きなジャンルですが、初めて出会う曲ばかりでした。
どれも洗練された曲で7の日にさんの音楽への造詣の深さが感じられました。プレイリスト全体楽しめる構成になっているところも素晴らしいです。個人的には特に、⑤「Good for Us」、⑧「Famous Blue Raincoat」、⑩「No Dreams of Fayres」が好きです。今年は毎月7日に(このあたりのデザインもオシャレ!)7曲入りのプレイリストを投稿されるとのこと。7日が楽しみです。
☆7の日にさんのTwitterアカウント
2. Bamuda ❘ Paraphernalia Record さんの「#5 Paraphernalia Records playlist - December 2022」
ライター/ バイヤーの宮本剛志(たけし)さんによる全24曲96分の公開プレイリスト。カフェなどで流れていそうな心地よい曲たちが集められています。英/西/仏/日など様々な言語が収録されているのも魅力の一つ。お気に入りは、「Untitled」/ Iris Kymmと「Deux pied dans le sable」/ François poitou & ぱんぷきん。前者は少しくぐもった感じの大人なボーカルが心地よく、後者はジャズの旋律にフランス語ラップがのった一曲です。作業にも最適なプレイリストです。
☆Bamuda ❘ Paraphernalia Record のTwitterアカウント
☆サイト
🦋今週のひとこと🦋
音楽ライターをはじめてよかったことは、聴く→書くを繰り返す中でだんだんと自分の好む音楽の方向性がつかめてきたことです。今年も新しい音楽との出会いが楽しみ。
🦋
次回は1月20日(金)に投稿予定。新年一発目の新曲レビューの予定です。お楽しみに!
SPECIAL THANKS
7の日に さん
Bamuda ❘ Paraphernalia Record さん
(紹介順)
ありがとうございました。
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