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イタリア人の好きのレベル

イタリア人との恋愛上級編。
今回はイタリア人の「好き」について。

イタリア人の「好き」は日本人の「好き」とはちょっと感覚が違います。
まず最初の「好き」は
・piacere
Mi piaciとかTi piacio?とかよく言います。
確かに異性として惹かれていますがまだ恋しているとは言えない状態です。毎日でも会いたいし、Bacioもしたいし、あわよくばfare l'amoreも・・・。でも、まだ恋には落ちてないんです。attrazioneを感じているだけ。
それでも情熱的な言葉、甘い言葉をふんだんに使ってアタックしてくるのでついつい、「まあ、この人わたしのことこんなに好きなのね」と思い込んでしまいがち。この時点で恋人同士のように彼にfedeltàを期待してもそれは無理というものです。
ちなみにpiacereは、リンゴが好き、夏が好き、スキーが好き、など、好きなもの、興味のあるもの一般に使う表現です。
・volere bene
だんだん相手を知って、愛情が湧いてきます。この段階まで来ると恋人同士として安定期に入ったと言えるでしょう。次第に相手を自分の一部のように感じはじめます。この段階に来て相手をないがしろにしたり、自分中心にふるまう男は信用できません。家族や友人に恋人として紹介してもらって、公の場では常に二人でいっしょにという事になります。
volere beneはよく愛してるとも訳されますが、Ti voglio beneという表現は家族にも友人、ペットにも使います。どんなに愛情が強くても、家族やペットと同類な愛だと考えてください。
・amare
「愛する」という言葉は日本人にとっても重みがありますね。イタリア人にとっても同じです。この言葉を付き合いはじめてすぐに使うような人は信用できません。でも、これまでのプロセスを経てTi amoまで達したならかなり重みのある言葉です。付き合って間もないのに愛してるなんて言われたら、ちょっと注意が必要です。簡単に愛してるという人は信用できません。

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