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日記21 みなみのみなと街から

2023年3月27日(月)
早朝の課題提出から眠りについたものの、昼間の12時には目が覚めてしまう。目覚めてしまっては仕方がないので、散らかった机を綺麗にし、掃除機をかけ、ゴミを出し、洗濯物をし、ここ数週間のグループワークや課題で荒んだ気持ちをヒーリングするように徹底的に整理整頓をする。夜は久しぶりにブックとポールでパブで一杯。
「授業という授業は、イースター後の1ヶ月しかないんだよなー」
と3人でお喋り。部屋に戻った後はトレイシーが丁度図書館から戻ってきたので課題終了の打ち上げでお茶を嗜む。これから2週間とちょっとの間、イースターホリディでやっと一息つける。

2023年3月28日(火)
10時間睡眠。明日からギリシャはアテネに1週間滞在。長期休暇は暖かい場所に行って余暇を楽しむ、まさにヨーロピアンスタイルの休息の取り方を実践する。LCCの便なので深夜にバスで空港まで移動。途中の乗り換えの停留所が室内ではなく、近くの学生寮のロビーにうまく侵入し暖を取りながら次のバスまでの時間を待った。そのロビーで遊んでいるアフリカから来ていると推測される若い学生からドーナツをプレゼントされる素敵なハプニング。その後、バスに乗り換えて10分後にトラブルでそのバスが完全に道の上で動かなくなる最悪なハプニングもありつつ、ゲート閉鎖1分前になんとかダッシュで機内に滑り込んだ。

2023年3月29日(水)
昼間にアテネ国際空港に到着。照りつける太陽!暑くもなく寒くもなく絶好な天気。ホステルにチェックインし荷物を預け、目的地もなく市内を歩く。ギリシャヨーグルトがクリーミーで最高に美味しい。気づけばアクロポリス、パルテノン神殿の横に位置するアテネ市内を一望できる丘に到着し、その素晴らしい景色を1時間ほどぼーっと眺める。

2023年3月30日(木)
朝もそこそこに起床し、前夜の食堂で食べきれなかったギリシャ風の肉じゃがとバケットを朝食にする。有名どころの遺跡に入場できるチケットを購入し、パルテノン神殿やその他の遺跡を周る。オリンピックの起源であるスタジアムでトラックを走って一周する。日暮れ近くにアテネ市内で一番高い丘に登り、昨日とは角度の違う街の景色with海を楽しむ。

2023年3月31日(金)
アテネは丸二日あれば十分。そんな時間を持て余し始めた三日目。小さな遺跡を巡り、市内をぶらぶら。お昼にギリシャ名物のギロスを食べる。ケバブのようなもので、ケバブの本場トルコが隣のギリシャは食に共通点が多々あるらしい。その後は国立公園をぶらぶらする。夜に食べた白身の煮魚が最高に美味かった。

2023年4月1日(土)
本日は朝よりアテネを脱出し、アギストリという小さな島へ移動。大きなフェリーに揺られて1時間半。小さな宿の亭主が、宿の前で出迎えてくれた。海岸線を歩く。ひたすらに海が綺麗だ。透明度が高くコバルトブルーが一面に広がる景色をただただぼーっと眺めていた。足だけ海水に浸かったが流石に海水浴をするにはまだ冷たい水温だった。そんなこの小さな島は来週より本番を迎えるイースターの観光客に備えるために、各商店が店を閉めて修理をしたりで、夕食をとれる店がほとんど空いていない。仕方なしに小さな商店でスナックとビールを買い、部屋でゆっくりする。まぁ、悪くはない。

2023年4月2日(日)
オーナーの好意でチェックアウト後もフェリーの時間まで部屋に滞在できることに。天気は曇りがちなので、近くを散歩しては部屋に戻り仮眠するなどしてフェリーまでの時間を潰す。オーナーと握手をして宿を離れ、その島からたった20分の隣の島、エギナへ移動する。比較的大きな島でレストランもお土産屋もやっているようで安心。リーズナブルな店を見つけ、大きなギリシャサラダとチキンのギロスを頬張り1日ぶりに食事らしい食事ができた。夜風に打たれながら港を散歩し、熱いシャワーを浴びて就寝する。

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