大文字山に登る。その後将軍塚青龍殿にも、登る。
思い立って、お昼から、京都の大文字山に登りに行ってきました。
調べたら、銀閣寺の左側の道から登ればいいとのことなので、まずは銀閣へ。
左に曲がり、それらしい格好の御婦人にお尋ねすると、「この時間からでは下りる頃は暗くなる」とおっしゃり、小学生を連れたお父様にお尋ねすると、「火床まで40分もあればいけます。十分明るいうちに下りられます」と教えてくださいました。
さて、どちらが正しいのかな?
ともかく登り始めると、京大の剣道部の方々とか、ジャージ姿の女子高生のような方々たが、どんどん私を追い越して行きます。
代わりに、下りてこられる、お疲れのご様子のお年寄りの集団や、革靴の男の方などと、すれ違いました。
西洋人のグループの方にも、何組もお会いしました。
「こんにちは〜」と、日本語であいさつしてくださいました。
京都だなぁ。
階段の多い、整備された道で歩きやすかったです。
疲れないうちに休憩しては、お茶を飲んで一服。
一歩ずつ足裏の感覚を楽しみながら、ゆっくり登りました。
登りながら、なんか人生だなぁと思いました。
目標(山頂に行くこと)だけを目指さないで、そこまでの過程(山道)をむしろ大切にすると、印象も、記憶も、残りやすくなる気がします。
休んでばかりなので、たいして汗もかかないうちに、大文字の火床が並んでるところに着きました。
8月16日の夜、火が焚かれるところです。
よく晴れて、春がすみもないので、京都が一望できました。
天下取ったどぉー
そんな気分です。
どちらかというと、征服欲はないほうなんですが・・・どうしてかなぁ
一人で登っておられた京都マダムに、他の送り火「妙・法」「船形」「左大文字」の場所や、御所、京都大学、京都タワー、果ては、大阪駅周辺のビルまで、教えていただきました。
望遠鏡持っていってたので、目の悪い私でも見えました。
こんな京都の楽しみ方もあるようです。
《おまけ》
駅まで歩いていく途中には、こんな石仏がありました。
子安観世音(太閤の石仏)というお名前で、鎌倉時代の仏様です。
《 3月11日 追記 》
以前、京都にお住まいだったねじりさんに、将軍塚青龍殿もいいですよと、すすめていただいたので、早速行って来ました。
知恩院の大鐘の奥の道から登りました。
途中、石に埋もれているお地蔵様があちこちにあって、楽しいです。
30分ほどで、青龍殿に着きました。
大文字山よりも、まだ楽でした。
京都に5つしかない門跡寺院の1つ青蓮院さんの飛び地で、国宝の青不動を祀られてるお寺です。
この建物の裏が・・・
春霞で、少し見にくかったですが、それでも、素晴らしい眺めを見ることができました。
西にも展望台があり、春霞がなければ、大阪まで見えるそうです。
大文字山と違い、すぐ近くまで車で来れます。
土日は、バスも来てます。
繁華街に近いので、京都でいちばんの夜景というのも、頷けました。
確かに、デート・スポットにはもってこいです。
私は、もう手遅れです。