ヤブニッケイと、シロダモ
先日、山で名前の分からない葉っぱを見つけたので、写真に撮って帰って調べたら、ヤブニッケイだということが分かりました。
シナモンは、ニッケイ(肉桂)という植物から作られるのは知っていましたが、その親戚がこんな身近にあるなんて、意外でした。
もう一度行って、葉っぱを一枚モミモミすると、確かにいい香りがします。
シナモンっていうより、コーラの匂いです。
別のところで、また、見つけたので、ここにもあるぞと思って、モミモミしたら、あれ?匂いが違う!どうなってんだ。
もう一度、家に帰ってよく調べたら、この葉は、ヤブニッケイによく似た、シロダモの葉だということが分かりました。
これは、シロダモの葉です。
これが、ヤブニッケイの葉です。
よく似てます
ということで、両者の見分け方を調べました。
これがシロダモです。葉っぱの柄のところが真っ直ぐ。
いっぽう、これがヤブニッケイです。
葉っぱの柄が、ぐにゃりとカーブしてます。
写真が暗くて分かりづらいですか?
じゃ、これでいかがでしょうか。別角度のアップ。
別の見分け方もありました。
葉っぱの裏です
シロダモは、白っぽい。
ヤブニッケイは、そんなに白っぽくない。
でも、やや白っぽいので分かりづらいですね。
それじゃこれでどうでしょうか。
左がシロダモ、右がヤブニッケイです。
これで、分かっていただけましたか。
残念ながら、ヤブニッケイの香りの成分は、肉桂の半分くらいだそうです。
また、成分が濃いのは、根なのだそうです。
それと、
調べてみて面白かったのは、大好物のシナモンロールに使うシナモンと、京都名物の八つ橋に使うニッキは違うものということでした。
肉桂(ニッケイ)の根から取ったものがニッキ、樹皮と葉から取ったのがシナモンなんだそうです。
なんのオチもなく、大変地味な記事ですみません。
ヤブニッケイに出会ったら、モミモミしてみてくださいね。
(冒頭の花は、シロダモの花です)