
ショートケーキ味の焼きそば
これはなんだ!
先日、スーパーでこんな不可解なカップ麺を見つけ、目が点になりました。

滅多にカップ麺は食べませんが、これは迷いなく買いました(残り2個でした)
一平ちゃん焼きそばは今年2月20日で発売30年なんだそうで、それを記念し2月17日に発売された商品のようです。
調べてみると、
2016年に1度発売されたものをパワーアップしたものだそうです。
今日、昼食に食べてみました。

作り方は他のカップ焼きそばと同じです。
でも、粉末ソースが生クリーム、液体ソースはいちごソース、かやくも乾燥いちごと、いちご味の小さなお菓子でした。

歯ざわりは普通のカップ焼きそばなのですが、ソースの代わりに甘~い味といちごアイスの香りを感じます。
全く塩気を感じません。
2口目になると、舌がハッキリ違和感を訴えているのがわかりました。
舌がソースを欲しているのです。
麺の感じは全くカップ麺のそれなのに、ソースの味だけが欠落しているので、
「ソース味の焼きそばをくれ〜」と舌が言っているのです。
美味しいかそうでないか、判断しようとしましたが、判断がつきません。
甘さは感じるのですが、アイスクリームやケーキでは経験したことのないとても微妙な甘さで、それを美味しいと言い切れないのです。
もしかすると、美味しいというのは、以前それと似たような物をものを食べたことがある食べ物にしか当てはまらないのではないのかと思えてきました。
しかし、いくら記憶を呼び出しても、これと同じものを食べたことがないので、脳が判断を下せず、エラー表示が出たような感じで、落ち着かないのです。
注意深く食べましたが、それは最後まで続きました。
ともかく、こんな不思議なものを食べるのは初めてでした。
食べ終わって、混乱した状態に呆然としながら、ふと、これは食事なのかオヤツなのかと思いました。
なにはともあれ、これが今後受け入れられるのかどうか分かりませんが、この、見通しが全く未知数のカップ麺を全国販売しようと意図され、それを実行された明星食品に敬意を表したいと思いました。