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ヤマトシジミとベニシジミ

スーパーへ行こうと歩いていたら、田んぼの畦に生えた草の先に何かついていた。よく見るとヤマトシジミだった。

ヤマトシジミ

傾きかけた太陽に翅を向けて、からだを温めていた。

すぐ近くでは、ボロボロのベニシジミが翅を半分ひらいて、同じようにからだを温めていた。

スーパーで買い物をして帰るときも、ヤマトシジミは、沈みかけた夕陽を惜しむように、さっきと同じ姿のまま、じっと、オレンジの光を浴びていた。