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やっぱり虫が好き

ひさしぶりに、虫に会いました。

いつもお参りしているお寺の帰り、参道の端でじっとしてました。


死んでいるのかなと思って、拾い上げてみると、わずかに脚が動きました。

いつものように、手のひらで包んで、息を吹きかけると、間もなく脚を元気に動かし出してくれました。

帰って、図鑑で調べてみると、サトユミアシゴミムシダマシ(里弓脚芥虫騙)という名前の虫でした。

キノコや、朽ちた木を食べるようです。
4月から10月くらいまでが活動期なので、越冬している最中のはずですが、

ひょっとして、ちょっと目が覚めて、歩いていたら、崖の上から、コンクリートの参道に落っこちて、どっちに行っても温かい落ち葉のベットにたどり着かないうちに、身体が冷えてしまっていたのかもしれません。

身体が大きい割に、派手さがなく、珍しくもないので、あまり研究する人もなく、取り上げられることも少ない虫のようで、森の隠者などと呼ばれているようです。

落ち葉が分厚く積もったところに下ろすと、触覚を動かして、どっちに行こうかなぁと言う感じであたりを伺っていました。

もうすぐ春だから、落ち葉の下で、暖かくなるまで待って、素敵なパートナーに出会ってくれればと、思いました。


鳥も花も、樹も好きですが、やはり、私は虫に特に惹かれます。