クロマダラソテツシジミ
病院からの帰り、近くのコーポの前のソテツの一部だけが枯れていました。
もしやと思って近づいてみると。
いました いました
クロマダラソテツシジミです。
ソテツだけを食べる蝶です。
南国育ちの彼らには、この寒さがこたえるようで、お昼なのに、枝の根元にかたまって、じっといていました。
もともと、台湾やフィリピンにいる蝶で、たまに台風などに乗って日本にやってきます。以前は沖縄などで見られる程度でしたが、15年ほど前から、温暖化でどんどん分布を拡大しているようです。
裏はこんな感じですが、翅の表は白っぽい青紫色で、一部金属光沢があり光ります。
これは、翅が伸びきらなかったメスです。
翅の表はこのような色です。
残念ながら、クロマダラソテツシジミは、日本本土では寒さのため越冬できません。
でも、温暖化がどんどん進めば、それもこれからはどうなるか、分からないです。