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嵐の海と光る海

お遍路高知県を歩いてみて、高知はいつも海が直ぐ近くにあるところなのだと感じました。

大阪も海に面していますが、日ごろ滅多に海を見ることがないので、珍しくて海ばかり見ていました。

嵐の日に歩きました。
海沿いの宿の窓から夜の間、ゴーという波の音が聞こえていました。

前日の海

朝からは強い風と雨。

前の日あんなに穏やかだった海に、白波がたっていました。 

次々と押し寄せる波が、岩を飛び越えていました。

午後になり、少し雨が上がってきました。

岬の上の遍路道から見ると、雲の切れ間から日が差しているのが見えました。


山を下り、次のお寺まで、海沿いを走る列車に乗りました。

海沿いを走る列車の窓から、ずっと光る海を見ていました。

明治時代の土佐の人は、海の向こうに新しい世界を見ていたのかなと、思いました。