京都市京セラ美術館
展覧会「跳躍するつくリ手たち」を見に行きました。
立体の作品でした。
写真がOKでしたので、その一部を
これが一番気に入りました
灯りが順番についていく仕掛け
帰りかけて、
出口に向かい、ある部屋の前を通りかかると、ピアノの音が聞こえてきました。
お坊さんのような方が、ピアノを弾かれてました。
「音在〜ピアノと光と空間と」という、今日だけの催しのようでした。
数人が聴いておられたので、私も床に坐って聴かせていただきました。
霧雨が降るように、音が降ってきて、身体に染み込むような演奏でした。
クラシックでも環境音でもないやわらかな旋律に、ずっと包まれて坐っていました。
しばらくすると音が止み、靴音がして、演奏されていた方がどこかに行かれ、静かで明るい部屋この部屋が気に入ったので、しばらく一人で坐っていたら、戻ってこられて、また、弾き始められました。
この場にいることのありがたさを感じました。
どこにもない、この方だけの心の中の音なんだろうなぁと思いながら、聞いていました。
家に帰って調べると、弾いておられたのは、土持悠孝さんという、京都のお寺の御住職で、やはりお坊さんでした。
即興演奏かなと思った曲は、ご自身が作曲された曲でした。
ただただ心地よい時間を、突然、プレゼントしてもらえました。