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これいいね! 22_さすがは都会の自動販売機
極普通、極一般的なものであればあるほど、「こんなもんかな」とか、「これ以上はないな」とか思ってしまう。
でも、「もう少し工夫してみよう!」とか、「あれと組み合わせてみよう!」といった進化への試みに限界はなく、続けていくことで、どこまでも良いものになっていく。
かけるコストの問題はあるけれど、そして、機能だけが多くても仕方がないという問題はあるけれど、それ以前に、「どうすれば、今よりも良いものになるだろうか?」といった貪欲な姿勢が何よりも大切なことだよね。
というお話しです。
先日、近所のショッピングモールに出かけたときのこと。歩き疲れたので「飲み物でも買って、ベンチで休憩しようか。」ということになりました。
そのときの自動販売機がこれ。
すごいですね。今どきの自動販売機は。デジタルサイネージ型と言えば良いのでしょうか。もう、盤面自体がタッチパネルになってて、商品レプリカの展示部分も、商品選択のためのボタン部分も、まったくもって物理的なところがありません。
表示言語変更のボタンまでありますね。すごい。
やはり、ソフトウェアのパワーが生きるというのは、こういうことを言うんでしょうね。電気代との兼ね合いまではわかりませんが、おそらくコスト削減に寄与していることでしょう。
数年前、東京出張のときに品川駅構内ではじめて見て以来、まさか、こんな田舎にまで勢力を拡大してくるとは思ってもみませんでしたが、とうとうやって来ました。
そして先日、さらに驚かされてしまいました。
出張で訪れたJR千葉駅。
その一角に、すげー自動販売機はありました。それがこれ。
近付いてみます。もう、完全にパネルだけ。
さらに近付いてみます。各商品に対して、温と冷を示す枠線が表示されました。
すごいな。曜日・日付・時間も表示されているし、明日のお天気と予想気温まで表示されている。「weathernews」と書かれていますね。当然ネットにもつながっているでしょう。だから、この自動販売機の中の商品の減り具合はもちろん、いつ、何が、どのくらい売れたとか、その時の気温の情報なんかも、一緒に送られてるんでしょうね。そして、それがビッグデータとなり、マーケティングの基礎情報となり、さらに販売につなげるためには・・・という研究に使われる。当然と言えば当然なんだけど、やはり、その端末にあたる機械を目の前にすると、実感がわきますね。
うわっ!なんだ?「低位置メニュー」ってのがあるぞ!
押してみた。おおっ!新たな表示が・・・
車椅子を利用されている方などでもお買い物ができるようにするための工夫ですね。メニューが横に流れていく方式になっています。これは優しい。
あともう一つ。これは何だ?「acure pass」と書いてある。「アプリでお得に購入」ですか。どんな感じなんだろ。とにかく、まずはアプリをダウンロードしたい。QRコードを読めばいいのかな?
あれ?読めない。「QRコードが含まれていません。」と言われてしまう。一旦、写真として取り込んでからQRコードリーダーにかけても結果は同じ。
あかん。。。わからん。。。ということで、一旦退却。
そして、ちょっと調べてみた。
うわぁ。。。そういうことか。。。
(アキュアパスのページより引用)
あらかじめアプリ上で購入を済ませておいて、購入したら発行されるQRコードを自動販売機にかざすと商品が出てくるという仕組みか。
アプリを使えば、誰かにプレゼントしたり、まとめ買いなんかもできるということね。これはいいですね。
あぁ、ここか。そのQRコードをかざすところというのは。
という仕組みであるということがわかったのは嬉しいけれど、ちょっと待って。
あの自動販売機のQRコードを何度も何度も、必死に読み取ろうとしてたんだけど。。。
「あのおっさん、何やってんの?」と思われてたのでしょうね。はずかし。
いやいや。あれはわからんって。
都会の方にとっては、極当たり前の自動販売機なのかもしれませんが、やはり、田舎もんにとっては新鮮でした。
「自動販売機もここまできたか」という感じ。やっぱり、都会の自動販売機は違うな。
自動販売機のような、ものすごく一般的なものであっても、工夫に工夫を重ねれば進化できるし、そして、タイプは違えど、私が住んでいるような田舎にも普及してきたくらいですから、やはり、良いものは広がるんだよな、と、一つとして飲み物を買わなかったくせに、あのブラックボディをいろいろと触りながら実感しておりました。
仕事で出張に出かけて何をやってんねん。