これないの? 01_「透明のマスク」か「マスクが透明」か
これまでに投稿してきました、「これいいね!」や「嫌なことノート」をテーマにした記事は、
既に存在している製品やサービスに対して、
「こういうところが良いんだよな。」とか、「こういうところがだめなんだよな。」といった、物事の良し悪しについて、自分なりの切り口で書いたものです。
しかし、「思うところ」というのは、既に存在するものに対してだけでなく、未だ見ぬものに対してもあるもので、
「こういうの、ないの?」
という思いに駆られることはよくあります。
既に存在しているにもかかわらず、自分の調査不足を顧みず、「ないの!?」と、叫んでしまうこともあるでしょうし、
「技術的に無理。世界中どこを探してもそんなものはない。」ということであっても、「ないの!?」と、叫んでしまうということもあるでしょう。
それはそれで、「ごめんなさい。」なのですが、
とにかく、その時点では、書き残しておくということが大切だと考えて、noteを投稿しておこうと思います。
そして、これもシリーズ化して、「これないの?」としてマガジンにまとめていこうと思います。
そんな、「これないの?」の第1回。
マスクについての「これないの?」です。
私は、樋口佳耶さんのnoteが大好きで、いつも新しいnoteがアップされるのを楽しみにしています。
私は、医療の世界のことは全然わからないけれど、
それでも、課題に対する着眼点や論理展開が素晴らしいと思っています。
ロジカルで、とにかく説得力がある。
「ロジカルで説得力がある」と言うと、堅くて、冷徹で、というイメージになりがちなのですが、
そんなことはまったくなくて、本当にたくさんの優しさと温かさに溢れてる。
いつも、「なんて良いお話しなんだ」と思いながら拝読しています。
今回は、そんな樋口佳耶さんが、2017年10月7日に投稿されたnote、
「看護師が”正しく”マスクをつけていない理由」
を拝読したうえで、このnoteを書いています。
樋口佳耶さん。ありがとうございました。これからも投稿楽しみにしています!
今回の「これないの?」はこれ。
「透明のマスクってないの?」
です。
新型インフルエンザやSARSが流行して以降、、最近では、冬場になると、マスクをする人が急増します。
(その昔は、マスクしている人と言えば、歯科医か強盗か、くらいだったのですが。)
そして、最近では黒いマスクなどもあるようですが、マスクと言えばやはり白。
先日も、たまたま出かけたホームセンターの売り場の一角にて、実物がディスプレイされていて、自分の用途に合ったものを買い求めやすくなっておりました。
こんな感じや、
こんな感じです。
「へぇー。最近は、本当にいろいろとあるんだな。種類豊富なんだな。」
とぼんやり思っていたのですが、そのとき、昨日の投稿を思い出し、ハッと気がついた。
「透明のマスクってないの?」
家に戻って、早速検索。「マスク 透明」なんてワードで調べてみます。
まず目についたのは、『ブレスシールド』
(ミドリ安全.comのページより引用)
これは、スガキヤラーメンで働いている方が着けていらしたので、その存在は知っていました。
しかし、これでは、医療の現場では使えないのではないでしょうか。現場はもっとシビアなはずなので。
これ、どちらかと言うと、かかるのを防ぐということではなく、かけてしまうのを防ぐということに重きをおいた製品なんだろうと思います。
やはり、もっと広範囲に渡って保護するものが必要だろうということで、見つけたのがこれ。
(AliExpressのページより引用)
どうやら、これは、調理マスクらしい。
油のハネから顔面を守るためのもののようです。
これも、医療現場で使うにはかなり無理があると想像します。
動きが妨げられるだろうし、気密性がほとんど確保されていません。
ならば、いっそのこと、これくらいにします?
(NANWAのページより引用)
いやいや、これではだめだ。子どもが泣いてしまう。目のところも穴開いてもうてるし。
そうじゃない。そうじゃないんです。
欲しいのは、従来のマスクに近く、かつ、透明なものなんです。
ということで、さらに調べてみると、一つありました。『ルカミィ』という名の製品。
(ネットメロン有限会社のページより引用)
これが一番使えそうな感じではありますが、見た感じだけで言うと、ちょっと苦しそうですね。
もちろん、これは実際に使ってみないとわかりませんが。
しかし、問題は価格です。5枚セットで2,160円ですか。
量産して1枚あたり単価を下げたとしても、なかなかのお値段になると思われます。
なかなか道は険しいかもしれません。
やはり、今回の場合、「透明のマスク」ではなく、「マスクが透明」でないといけない。
つまり、「透明の素材で作ったらこんなマスクができました」ではなく、「ニーズやスペックは従来のマスクと同じで、素材が透明のもの。」でないといけない。
そう。ニーズやスペックは従来どおり。
もちろん快適でなければならないし、安価でなければならない。
なんとか開発できませんかね?メーカーさん。
やはり、まずは素材メーカーさんからですかね。お願いするのは。
少し調べてみると、「透明な紙」というのがあるらしいじゃないですか。
(「大阪大学 産業化学研究所 第2研究分野 自然材料機能化研究分野」のページより引用
木材から取り出した、セルロースナノファイバーという素材だそうです。
これを利用して透明なマスクを作ることはできませんか?
もちろん安価で。
ぜひとも、よろしくお願いします。