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嫌なことノート 13_拝啓「サオリーナの券売機」様

WEBクリエイターのharukanaさんのnoteが好きで、いつも、記事が投稿されるのを楽しみにしています。

今日も『アプリ内許可のポップアップを不審に思うことがあったので、解決方法を考えたら簡単だった』というエントリーに対し、「ユーザーが不安に思わないように適切に説明を入れたり、その手段を講じたりするのって大切ですよね~。」とか、「説明だけじゃなく、誘導も大切だと思います。業務ソフトであっても、普通に説明書なしで使えるくらいじゃないとだめですよね~。」というようなことをコメント欄を通じてお話しをさせていただきました。

ソフトウェアの場合、いや、その他のプロダクトも同じだと思いますが、要求を満たしていればそれで良いという訳でもないし、動作すれば良いという訳でもありません。

当たり前のことが当たり前になっていることは当然期待されますし、それに加えて、より使いやすく、よりわかりやすく、「これいいね!」と言ってもらえるようなものを提供していかなければなりません。

これは、harukanaさんのようなデザイナーさんであれ、私のような商品企画を担当する者であれ、プロダクトを生み出そうとする者にとっては、絶対に必要なことであると思います。

と、高い志を持って頑張っていきたいですねというお話しをしたかと思うと、「あれ?これはだめ過ぎやしませんか?」というものにも出くわしてしまうこともあります。

私もまだまだですし、「お前がなんぼのもんやねん」と言われてしまうのも嫌なので、「嫌なことノート」を書くときもあまり悪くは言いたくないのですが、今回は、ちょっと酷い。

そんなお話しです。

先日、サオリーナに行ってきました。

ご存じない方のために説明すると、

サオリーナ(英語: SAORINA)とは、2017年(平成29年)10月1日に三重県津市北河路町に開業した屋内総合スポーツ施設である。隣接するメッセウイング・みえや三重武道館と共に、津市産業・スポーツセンターを構成する。名前は、津市(旧・一志郡一志町)出身であるレスリング選手・吉田沙保里選手に因んだもの。

Wikipediaより

ということで、吉田選手の記念施設のような意味もあります。

今回、2回目の利用になりますが、今回もお目当ては温水プールです。下の子の練習と、上の子のオフシーズンの体の鈍りを解消するためにやってきました。

施設を利用するためには、券を購入する必要があるので、早速券売機にて購入します。

券売機こんな感じ。大画面で、タッチパネルで、使いやすそう!

で・・・いきなりつまづきます。

「一般公開日以外での利用」なのか、「一般公開日での利用」なのか。

一般公開日って何?

これ、まず最初の時点でどちらを押せば良いかわからないので、受付に質問する人たくさん居るでしょうね。

恐らく、一般公開日ってのがあって、その日は使えない施設があったりするので、券が購入できないとか、そんなのでしょうね。何日か先の分を買ったりするために、その日が何の日かを確認したうえで選択させる必要があるんでしょうか。

であれば、質問は、「今日?」それとも「明日以降?」で良いのでは?

そして、明日以降の場合は、「いつ?」と聞いて、カレンダーを出せば良いのでは?

日付さえわかれば、それが一般公開日かどうかなんて内部的に判明するでしょうに。

まぁよくわからないけど、「一般公開日以外での利用」を押してみる。おおっ。合ってるみたい。

次は「サオリーナ利用券」なのか「三重武道館利用券」なのかか。これ、両方合わせてサオリーナだと思ってた。まぁいいでしょう。今回はプールなので武道館ではないな。「サオリーナ利用券」を押してみる。

次は?えっ!?「施設利用券」なのか「個人利用券」なのかって?

今回は、個人が施設を利用するんだけど・・・これはあかん。どちらとも言える。

しかし、プールの絵が描いてあるので、「個人利用券」にしておこう。

どの施設を利用するか?ですね。じゃあ、さっきの「施設利用券」を押してたらどうなってたんだろう。でももういいや。

これまた「屋内プール」と「プールプログラム」って。ややこしいけど、まぁここは見たまま「屋内プール」にしておこう。

と操作したとき、ふと券売機の横のパネルを見てみると・・・まさかの。手順。

この機械のナビゲートではだめだってこと、お認めになってる感じ?

そして、このパネルがあることさえも気付かなかった。残念過ぎる。

気を取り直して、券の購入です。

今回は、高校生以上が2人と小中学生が1人。まずは、「当日利用券 高校生以上・一般」を押してみる。

おおっ。1枚入った。で、今回は2枚なので、この「×1」のところを押せば良い感じ?

うわっ!削除になった!「取り消し」されたみたい。

そもそも、ここで枚数を加算するなんて機能はないみたい。

ってことは?必要な枚数分ボタンを押す感じ?正解!いやいや正解やあれへん。わかりにくい。

「当日利用券 小中学生」のも1枚分押して、「発券」ですね。ボタンが点滅してるので、これはわかりやすい!

でも、同時に「おつり返却」も点滅してるので、「どっち~!!??」ってなる人も居るでしょうね。

それはグッと我慢して、発券!そしてお金を入れるんだな。

ちょっと待って。今、お財布を。そして1000円札を・・・

おいっ!お金を入れるところは点滅してるのに、受け付けへんぞ!画面も最初の画面に戻ってる!どういうこと?

これ、券の種類を選んだとき、このときにお金を入れて、そのうえで発券ボタンを押さなければならなかったらしい。んなあほな。

だったら、そこで発券ボタンを押せないようにする必要がありますよね?なんで操作を受け付けた?「お金が足りません」って言ってもらわないと。

そして、これまで行った操作、全て取り消されて最初の画面に戻ってしまってるし。全部やり直し?これはあかん。本当にあかん。

このシステムはあまりに酷すぎた。

これは、「一応、『券を買う』という要求は満たしてますけど。」と言ってはいけないレベルかと。

いつの券なのか?とか、どの施設を使うのか?とか、そういった、誰もが「これしかないでしょう!」というアクションにつながるような質問をしながら誘導しないといけませんよね。

それが難しい場合でも、最低限、説明くらいはしてくれないと。

ということで、今回は、もうこれ以上、特に言うことはありません。

こういうことを反面教師にさせていただくしかありません。

ええもん作ろ。

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