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小学生のアウトプットを引き出す
はじめに
小学2年生になった長女の勉強方法について少し悩むところがあります。新型コロナの影響で娘の学校も休校になっています。しかもリモート授業などの確かな手当てもなく、数枚のプリントが出されるだけで新しい学びが身についているように感じています。
そんな中頼りになるのがさまざまな教育関係機関・企業による無料コンテンツです。今日はそのひとつを例に長女に起きたある変化(=アウトプット量の増大)についてご紹介します。
教育コンテンツ)ベネッセ 今日の時間割
毎日時間に合わせて授業形式の動画が配信されます。小学2年生にはまだこう言った授業タイプの方が新しい知識を得ることが楽なようです。
国語や英語、理科の実験や図工など、カリキュラムはないようですが、学年問わずに楽しみながら知識…というかテクニックを学ぶことができるコンテンツです。
昨日『作文の書き方』についての授業がありました。日記を書くテクニックとして「起きた出来ごとを列挙して掘り下げていき、それを組み立てる」というシンプルなテクニックが紹介されていました。
このテクニックを参考に、娘にどう森(ゲーム)での出来ごとを日記として書かせるようにしたのですが、実はこれが娘にはハマったようで、つらつらと思い出しては書き並べていました。
答え)ちょっとしたテクニックと適切なスコーピング
これまで日記を書くにもこちらがアレコレ補助を出していたのに、ちょっとしたテクニックと適切なスコーピングさえできていれば、小学2年生でもちゃんとアウトプットができるようになるのです。
この成功体験は今後の長女の成長に大きく寄与するのだろうと期待しています。自分の中で考えをまとめたり、アイデアを出したり、情報を整理してまとめるテクニックが習慣化されるのであれば、社会で生きてくスキルのひとつを習得したことになります。
そして今回重要だと感じたのは適切なスコーピング…「今日あったことなんでもいいから」というように範囲を限定しないと(あるいは本人にとって広すぎる範囲だと)、本人はなにが最適な答えか分からなくなり、アウトプットの形にできなくなってしまいます。これはシーナ・アイエンガーが提唱したジャムの法則(選択肢が多いときは、少ないときよりも判断を下しづらくなる)に似ています。
思えば私も限られたパーツを組み合わせて、より良いものを作るのが好きで得意でした。選択肢は限られているのにそれで発揮される発想は自由でした。逆に『何の制約もない』というのは自由なように聞こえますが、私にとって発想の自由はなく、過去のアイデアに頼る他ありません。同じことが娘の教育面でも感じることができました。
テクニックについては大人でもよく使っているようなものを噛み砕きながら教えつつ、スコーピングについては娘の発想の自由度を確認しながら学習を進めてみると、なんでも上手く行くのではないかと、少し兆しが見えてきました。