新人コンサルタントのための推薦図書
私も突然ながらコンサルティングファームに所属することになり(詳細はキャリア概要3/5(2011〜2015年)、キャリア概要4/5(2015〜2017年)をご覧ください)、コンサルタントとしてどのようなスキルが必要か悩んだものでした。
幸い所属したファームで外部のビジネススクールに通わせていただいたりして、コンサルタントとしてだけでなく、ビジネスをミドル階級で支えるための研修を受けることができました。
しかしビジネススクールや他の研修などなかなか高額で個人の判断では受けることはできません。ここでは自分の力でなんとかやってやろうというアグレッシブな若手のコンサルタントや、あるいはコンサルティング会社に興味がある方向けに、参考となるビジネス書を紹介します。
問題解決プロフェッショナル「思考と技術」新版
あなたがもしコンサルタント未経験者であり、コンサルタントという仕事に興味があるのなら、問題解決の手法をケーススタディを交えながら読み進めることができる教科書として、この本はオススメです。
企業の研修でもロジカルシンキングやMECEなどを学ぶことができますが、この本でも十分にビジネススキルを学ぶことができますし、また実践形式の課題も含まれているので、時間をかけて取り組めばスキルもついていくと思います。
マッキンゼー式 世界最強の仕事術
名書です。マッキンゼーがどのようにして企業の課題に取り組むかを読み進めながら、次の日から使えるコンサルティングの実践的なテクニックを学ぶことができます。先に紹介した「問題解決プロフェッショナル」のような教科書のような内容ではなく、読み物として面白く、コンサルタントとして活躍してる若手でもタメになる内容になっています。
ザ・ファシリテーター
ファシリテーションの本はいろいろありますが、ファシリテーションを駆使してどのように意思決定を進めていくのかを、この本ほど具体的に記せてる本はないと思います。全編にわたって架空のストーリー仕立てで話が進んでいき、各ステークホルダー(所長クラスたち)と合意形成をとっていくためのコミュニケーション方法が記されています。
私もビジネススクールでファシリテーションを学んだことがありますが、相手の立場や意見がわからない状態で会議は始まるので、答えありきで進まない意思決定のあり方がこの本には如実に記されていると思います。
今後下積みを許してくれる企業はますます減っていくことになると思います。新人であろうがすぐにでも自分なりの結果を求められる、結果を出しながら学んでいく必要があります。仕事をしながら学んでいくには学び自体が面白くないと続かないと思いますので、こちらの良書を読みながら実践で取り入れてみてはいかがでしょう。