「裁量のある仕事」について、30代半ばなって新しい気づきがあったお話
久しぶりのnote投稿。
しかし今回はマーケティングお話ではなく、最近新しい気付きのあった「裁量のある仕事」についてです。
「裁量を持って働く」とは?
面接をする側でも受ける側でも、採用面接で「裁量権を持って働きたい」ということや「メンバーにも裁量を持って働いてもらっている」という話題がよく出てくる気がしています。
もちろん、これまでの私のキャリアがベンチャー界隈が多くメンバーが新しいことにどんどんチャレンジし、200%成長を目指すようなソルジャー養成所だったということもあると思いますが…
私が面接をする側のときも「裁量を持って働きたいですが、御社では可能でしょうか?」と聞かれれば、「実行したい企画や施策があれば、提案してそのまま自分が担当として挑戦できるし、裁量はあると思います。」と答えています。
この時に伝えている「裁量のある仕事」の意味は、「自分で考えて行動して、処理できる。その成果はあなたのもの」というニュアンスかと思います。
下記記事でも裁量について
裁量とは、その人の考えによって判断して行動し、物事や問題を取り扱い処理すること
と書かれています。
確かにこの点については「裁量がある」の認識のズレはないです。
「裁量を持つ」ことに対して、新しい気付きのあった出来事
私は年齢的にもミドル層ということもあり、メンバーでありながらも上長の方からは「裁量も持って自由に仕事をしてください」といわれ、比較的自由に仕事ができていると思います。
やらなければいけない仕事はもちろんあるのですが、新しい施策や計画を立てるときに「どの施策を打つか、予算はいくらか、どのようなクリエイティブやメッセージにするか、成果を何と置くか、目的はなにか」を提案してNoと言われたことが殆どない気がします(ホント上長の方に感謝です)。
その点、私は「裁量を持っている」と言えるし「裁量のある仕事」をしています。
ただ最近になり「これまでの仕事の進め方ではちょっと苦しいぞ…」と感じることがあり、加えて上長の方が育休に入られたので、現場でなんとかするしか無い!という状況になりました。
詳細は割愛させていただきますが、その時に自分のスイッチになったのが「これはもう自分が責任を取る。何もしないまま倒れるよりは、何かをやって失敗もしくは怒られることのほうがいい。上長も休暇中なので、何かあったら自身が矢面に立つ」といった覚悟でした。
このスイッチが入ると、これまでの「裁量のある仕事」とは違う意識が私の中に芽生え、仕事の好循環サイクルに入ることができました。
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この出来事で学んだことは「裁量のある仕事」って実はもっと深いのでは…ということ。
ミドルレイヤーになれば「裁量のある仕事」を担っていると思うのですが、そのイチ段階上があるということです。
予算や企画を考えて実行できることではなく責任を持てる(取れる)こと。やりたいことが自由にできる環境でも、責任まで担えないのなら、それは裁量がない。
これはマネジメント層に必要なスキルなのかもしれないですし、自分が前職ではマネジメントもやっていたからこそ、責任まで持てないこと(上長に申し訳ない気持ちとか…?)がストッパー要因になっていたんだなと気づいた出来事でした。
20代の裁量のある仕事と30代の裁量のある仕事、実は同じではないのかもしれませんね。
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