【防災対策】 要らない電池を整理する
防災対策として意外と知られていないのは、要らない電池を整理すること。
災害に見舞われた時、特に停電になった時に必要となるのが電池。
乾電池を常備している人もいるのではないでしょうか。
電池は、使用しなくても、放置しているだけで少しずつ電池内部で化学反応が起こり、電気が減っていく自然放電又は自己放電という事象があります。
アルカリ電池は、保存寿命が長く、数年間保存できるため、非常用に乾電池を常備しておくことは、重要です。
他方、乾電池は、エネループなどニッケル水素電池より、エネルギー密度が低く、容量や出力的にもスマホの充電には使えません。
そこで、乾電池とともに充電池を併用して備えておくことが有効です。
エネループなどのニッケル水素電池は、モバイルバッテリーに代表されるリチウムイオン電池に比べ、自己放電率が低く、エネルギー密度は、乾電池よりも高く、汎用的に使えるため、普段使いや非常用の電源として持っている人も多いかと思います。
しかし、充電池は、数年という具合に長く使用していると、いつの間にか劣化していて、いざという時に性能を十分に発揮しないという事態も発生しかねません。
そこで、普段から電池の残量を確認するとともに、正常に充電できるのかもチェックする必要があります。
乾電池の残量なら、電池チェッカーで簡単に判断することができます。
しかし、充電池の劣化を診断することは、これでは難しいように思います。
そこで役に立つのが、パナソニックの充電器、BQ-CC87 です。
BQ-CC87の主な機能としては、充電池への急速充電、スマートフォンへの充電機能、LEDライト機能の1台3役が特徴的ですが、私がこれを推す理由は、買い替え目安診断機能があるからです。
充電池は、コスパが高い製品ですが、値段も高いため、破棄するタイミングを失いがちです。
結果、使えない充電池がいつの間にか増え、いざという時に役に立たないと言った事態が発生してしまう訳ですが、BQ-CC87の買い替え目安診断機能があれば、その心配もありません。
私は、この買い替え目安診断機能を使い、10年以上前に購入した玉石混交の eneloop の中から劣化した充電池を選別し、破棄することができました。
また、予備充電機能があるので、過放電によってダメージを受けた古い充電池の状態を改善できたようにも思います。
また、BQ-CC87は、普段使いでもかなり優秀な製品と言えます。
個人的に気に入っているところは、エネループだけでなく、充電式エボルバといった充電池にも対応しているところです。
充電器は、充電池によって、充電できないことがあるのですが、BQ-CC87は、エネループと充電式エボルバの両方に対応しています。
そして、地味に嬉しいのが、「単3形1~4本または単4形1~4本の組み合わせで4本まで充電可能」なところです。
意外と知られていないのですが、同時に最大4本が充電できるような充電器でも、偶数(つまり2本か4本)でないと充電できない仕様のものがあり、1本だけ充電するには不便ということがあるからです。
この他、オススメな機能として紹介したいのは、つぎ足し充電機能です。
つぎ足し充電機能は、使った分だけ充電する機能で、過充電にならないように制御するので、電池に悪い影響を与えません。
私は、常備用のニッケル水素充電池(エネループなど)をリチウムイオン電池(モバイルバッテリーなど)のメンテナンスと同じタイミング(3ヶ月に一度の間隔)で補充電(追加充電)するのですが、つぎ足し充電機能があるおかげで過充電を気にせず充電できます。
一言メモ:充電池は、過充電と過放電で劣化します。
また、おまけ程度ですが、BQ-CC87は、非常時にも役立つ機能があります。
それは、もしものときはスマートフォンを充電(出力)できるモバイルバッテリー機能です。
充電池だけでなく、単3形乾電池でもスマートフォンへ充電(出力)が可能であり、身近にある機器から取り出した単3形乾電池と充電池を混ぜても充電(出力)が可能。また、容量・種類・銘柄の違う電池を混ぜて使えるので、停電などのもしもの時に役に立ちそうです。
ちなみに出力ポートは、USB-Aです。
USB-Aには、付属のLEDライトアタッチメントを充電器本体に取り付ければ、LEDライトとして使用できますので、懐中電灯代わりにもなります。
このように、災害対策として一家に一台の BQ-CC87ですが、普段使いする方には、1点、注意が必要です。
BQ-CC87は、充電するときに 入力ポートの USB-microBを使います。
電源コンセント(商用電源)を使用できません。
BQ-CC87は、パナソニックの他の充電器と比べると、入力 AC 100-240Vを使えないことを除くと、機能がフル装備なので、大きなデメリットにはならないかとは思います。
参考までに、2024年時点の同社の充電器ラインナップを添付しておきます。
南海トラフ地震のニュースなどで騒がれている昨今、この機会に防災対策として、単3形エネループ4本付のセットでUSB入出力付急速充電器を購入してみるのはいかがでしょうか。 安心感が飛躍的に増すと思います。
なお、私は、本記事以外にも、「賢く選ぶモバイルバッテリーの豆知識」や「時短にも役立つスマホ充電の豆知識」といった電源周りの記事も投稿しています。
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著者butakotobutaoは、Amazonアソシエイト・プログラム運営規約に基づき、Amazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得る者です。
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