上司や同僚の信頼を雑談で取ろうとする人について
最近入ってきた中途の方を幾人か眺めていて、疑問に思ったことがある。それは、この人達、上司や同僚からの信頼を雑談で得ようとしてないか?ってこと。
例えば、
私「会議のお弁当は今半で頼んでます。金額はこの価格帯で…」
中途A「えー!私、今半食べたことないです~♡」
私の心の声「…んなこた、どーでもいいんだよ(怒)。業務の話してんじゃ、こら。」
こんな感じ。
これがたまにだったらいいんだけれど、毎度毎度、業務上の話から雑談に持っていこうとするので、だんだんと疲れてきてしまった。
ただ、彼らが、よかれと思ってやっていることも分かる。なんとか溶け込みたい、良く思われたい、同僚と仲良くなりたい、みたいなところなのかもしれない。彼らは、上司や同僚からの信頼を雑談で得られると思っているんだろう。
確かに、これが学生時代の交友関係作りやママ友作りだったら、それでいいのかもしれない。単純に交友関係だけを目的にしているわけだから。
でも、仕事の場合、会社全体で利益をあげて、そこからおまんま食わなきゃいけないわけで、そんな中で個人個人がやるべきことを与えられていて、チームの一員として円滑な業務が求められている。そういう中で、良かれと思って業務のコツなんかを伝えるわけだけど、それを全部おしゃべりのネタに変えられてしまうと、ガグッときてしまう瞬間が、ある。
中途入社でやってきて、まず周りにチェックされることは、「こいつはちゃんと仕事ができる奴だろうか?どの程度の仕事なら信頼して任せていいか?頭使う細やかな仕事もすぐに任せられたら嬉しいけれど、できないなら、とりあえずは雑用をしてもらうか…?」ってなポイントだろうと思う。優しくにこやかに業務を教えていたって、教える側は常にその人の能力レベルを測ってる。
そんな中で、「私、今半食べたことな~い♡」とか言って他人の信頼を取ろうとしてる奴へは、ハリセンで頭を叩きたい。信頼されるとは真逆の行為なんだけど、彼らはよかれと思ってやってるから、もやもやな気持ちが募る。
同僚とよい関係を築きたいなら、まずは仕事をきちんとすること。依頼したことを正しく理解して、期限内に依頼者の想定よりちょっと上のレベルで提出すること。そしてそれを積み重ねて、この人なら大丈夫だ、という信頼を得ること。そんな関係を築けたら、仕事の延長線上にある話題で何時間でも、「もっとあの業務をああしたい、こうしたい」なんていう雑談が、いくらでもできるのに。めざましテレビで見るような、毒にも薬にもならない話題の雑談ばかりをしようとすることは、信頼関係の構築に本当に必要なことなのだろうか、などと考える今日この頃なのであった。
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