全世界分散された投資信託の一年間の成績を検証
昨年から今年にかけ全世界でインフレがおき、株式相場は低迷、または、レンジ相場でした。
積立てnisaなどをやられていた方もあまり増えず不安になることもあったのではないかと考えます。
実際どうなのかを検証してみました。
【条件】
○emaxis slim 全世界株式(投資信託)を解析
○2022年4月~2023年3月を解析
○毎月 月初に上記投資信託を自動購入
○分配金は再配当
【結果】
積立て金額の102.6% 年率2.6%の増加
と多くはありませんが、増加です。
この相場で、2.6%はすごいなと思います。
ちなみに、クレジットカード購入をしている場合、1カードで、約0.5%のポイントがつきますので(マネックス証券だと、1.1%)、購入金額が少ない場合は、3.1%の増加と考えることもできます。
2.6%ではイメージわかないかなと思いますので具体的な金額を計算します。
毎月33333円投入→約10300円増加
毎月60000円投入→約18500円増加
毎月200000円投入→約61700円増加
毎月500000円投入→約154200円増加
毎月1000000円投入→約300850円増加
毎月10000000円投入→約3008500円増加
と投資額を増やすと、リターンは大きくなります。
このようなインデックス投資は、長期的に積立てを行うと、確実にリターンが得られやすいのが特徴です。
また、全世界に、毎月購入と時期をわけて購入になりますので、リスク分散もされています。
ちなみに、分配金が再投資されますので、時間がたてばたつほど、資産は関数的に増えます。
そして購入、分析に費やした時間は0です。
仮に個別銘柄を選定し、購入し、1年間運用して、この相場で3%弱のリターンを得られますでしょうか。
意外と難しいと思います。
都市銀行の貯金利率が0.001%になりますので、約2600倍です。
ちなみに、皆さんは毎年どれぐらい昇給されていますか。恐らく2.6%昇給をかかさずしている人、ほとんどいないと思います(今年は多少例外ですが)
勿論リスクもあります。リーマンショックのような破綻があれば基準価が半減する可能性もあるでしょう。
ただし、長期的な視点で、全世界で運用すれば、かなりの確率で、プラスになるかなと考えます。
なぜならば、世界の人口はまだまだ増え、イノベーションは間違いなく止まらないからです。
来年からは、新nisaが始まります。
恐らくこれに着手できる人、できない人で、20~30年後の富に大きな違いがあると考えます。