【レバレッジ型投資信託やETFは老後資金に有りか】
レバレッジ、つまり、テコの原理を利用した株式投資は老後資金にどうなのかを考察します。
『レバレッジ型投資信託やETF』は、日々の値動きの2倍や3倍を目指して運用する株式投資です。
実はこれが今かなり人気です!検索数もうなぎ登り
ツイッターなどでは
『レバナス』(レバレッジナスダック100)
などと愛称がついています。
ナスダック100とは、アメリカのNASDAQ市場上位100社によって構成された、ITセクターに特化した株式指数です。それをベンチマークにした投資信託や、ETF(ティッカーシンボルQQQ)があります。
有名なS and P 500(米国の上位500社をベンチマーク)に対してNASDAQ100は更に情報セクター(GAFAMなど)に特化しているためNASDAQの方がハイリスク、ハイリターンです。
しかし、レバナスは更にそれに2倍の値動きを目指して運用します。
2018年10月(レバナス投資信託発売)からのバックテスト(投資信託を利用)をすると、写真のように一括投資では
レバナス→約4.5倍
とやはりすごい上がりかたです。
たった3年で、投資額が4倍以上です。
夢のような話ですよね。
今は約200万円の投資額にてバックテストをしましたが、もし、2000万円投資していたら、3年で、9000万円です。あと少しで、億り人です。
夢がありますね。
では、ボラティリティ(値動きの振れ幅)はどうなのかをみてみます。
過去レバナスは売られていないので、TQQQ(NASDAQに3倍の値動きを目指す)にてみてみると、ITバブルの際の、最大減少率は
約90%です。
つまり、2000万円投資していた時に、投資元本は、200万円になってしまいます。
すごい減少率ですね。
しかし、S and P500も実は、50%の減少です。やはり非安全資産
つまり
90%減少してしまった時に
○『精神的に耐えられるか?』
○『乗り越えられる現金を有しているか』
がポイントです。でも、老後、90%リスクリダクションしたら、発狂するでしょう。。。
しかも、いつ価格が回復するかはわかりません。1ヶ月後か、3ヶ月後か、果たして1年後か。
ちなみに、TQQQは約5年で回復したそうです。
耐えられる→投資有り
耐えられない→辞めるべき
です。
しかし、ポートフォリオの例えば5%ぐらいをワンチャン枠で持つのはありかもしれませんね。