【雑感】蔡國強展を観に行って
国立新美術館で開催中の蔡國強展を観に行った。
1Eの展示室ぶち抜きでの展示。
それに見合うスケールのでかい作品が並んでいたなと。
入り口の方は最初期の油彩画とかキャンバスサイズの作品からスタート。
段々と作品のスケールが上がっていって、巨大なキネティックアートであったり、屏風画へと続くような導線。
最後は近年の作品でNFTやらAIを使った作品などもあって、なかなか興味深い展覧会であった。
新しい技術を取り入れてみる姿勢ってのは見習うべきだなー。
スケール観
ああいうスケールのでかい作品を作れるのは能力とか、実績もあるのだろうけど、それ以前にもともと持っている視座の高さがあってこそなんだろうなと。
でかいビジョンを持つことの大事さを痛感した。
最初っから宇宙的な視点があるから、スケールのでかい作品やることに対しての違和感みたいなのは少ないのかもなあと。
結局、せせっこましい考え方してると、アウトプットの作品もちまちましたものになってしまうんじゃないかと思ったわけで。
この辺は戒めないといかんなあ。
普段見ているもののスケールがアウトプットに関わってくるのかもしれんな。
爆発のエネルギーは魅力的
作品の制作過程の動画もあったが、単純に爆発したりしてるのってエネルギッシュに感じられて、魅力的に見えた。
打ち上げ花火とかに通じるところがあるからかも。
完成したものだけじゃなくて、制作過程であっても心に残ることができればそれはそれで良いのかもしれんが、それだけだと作品自体に深みがなかったり、コンセプトのスケールが作品のサイズと見合ってないと、どこか出オチ感が出ちゃうだろうから注意は必要ではあるか。
火薬を曼荼羅のように敷き詰めて、最後に爆発させていたのは、なかなかもったいないように思っちゃうけど、そういう儚さのあたりも一つの作品の面白いところであるか。
結局、でかいスケールのことをやるには、小さいことからコツコツ進めていくのが近道なのかなと。
一足飛びに行きたいところだけど、そんな簡単じゃないわな。
頭に思い描いた完成品のパーツを一つ一つ作り上げていく感覚でコツコツやっていけば、いずれでかいものにたどり着けるということかもしれん。
そう考えても、ビジョンの大きさって大事だわ。
今日の駄文はここまで
キラキラして、どでかいものが動いてると、それだけで魅力的に映るんかもなあ。あらが隠せるというのもあるだろうし。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?