物書庵初心週記帖(23号)「紫陽花に惹かれて雨引観音へ」
関東も梅雨入りし、それらしき天気が続いている。雨自体は憂鬱だが四季のある日本。梅雨自体も楽しむのが粋だと思いたい。
そんな中、我が家の家庭菜園も悲喜交々起きている。
収穫第1号は順当にしそ。次から次へと大きくなるので、冷奴やそうめんの薬味として楽しんでいる。
続いたのはモロヘイヤとししとう。モロヘイヤは茹でて、ししとうは焼いていただいた。季節の野菜をシンプルな味付けで食べる。これこそが贅沢だと感じる。
収穫を控える野菜の中で順調なのはトマト、ナス、ピーマン。昨年から植えているブルーベリーも実がたわわになっている。
もっとも楽しみにしている枝豆は4株の内1株が弱っているように見えるが、2株からは育ってきた房が確認出来た。これからの養育次第だろうか。自作した枝豆でビールを楽しむ時が待ち遠しい。
一方で、オクラは元気なく、そろそろ諦めざるを得ない状況だ…。
相変わらず都内では感染者が燻っている状況だが、愚庵の住む茨城県は1ヶ月ほど新型コロナの感染者が出ていない事もあり、徐々に日常を取り戻してきている。6月の頭に、3密を避けながら3月末以来、久しぶりに連れ合いと茨城県桜川市方面へとドライブに出掛けた。
現地に着いた頃にはちょうどお昼時だったので、ランチは久しぶりの外食でとんかつの真花へ。連れ合いの静止を振り切り?名物のわらじかつ定食を注文。ただでさえ大きい普通サイズの豚カツの1.5倍以上のサイズで食べ応えは十分すぎるほど。何とか完食(連れ合いに1キレ助けてもらったが…)したお皿を見た店主さん曰く「たいていの方は2キレ残して限界と言うのに、野菜までキレイに食べていただいてビックリです!」美味しくてボリューム満点の定食をリーズナブルな価格で提供していて、市民の胃袋を満たして愛されている定食屋さん。繰り返し足を運びたくなるお店とまた一つ出会えた喜びを感じる事が出来た。
今回の目的地は紫陽花で有名な雨引観音。5分咲きといったところであったが境内の至る所で紫陽花を楽しむ事が出来た。
放し飼いにされている孔雀やアヒル、鴨達も心を和ませてくれる。
ミラーレス一眼を忘れてしまった事が唯一の心残りであったが、久々の外出で連れ合いもすっかりリラックス出来たようだ。
新型コロナの情勢は予断を許さないが、予防に努めながら、今できる楽しみ方をしていきたいと思う。
過日、北朝鮮に愛娘を拉致されたまま横田滋さんが生涯を終えられた。どれだけ無念だったのか想像もつかない。心よりご冥福をお祈りいたします。