物書庵初心週記帖(20号)「家庭菜園、順調です」
秋にまいた麦の穂が色付く頃を表す二十四節気の「小満」が過ぎ、田畑を見渡すと黄金色の麦と田植えされたばかりの稲が所狭しと並んでいる。
我が家の家庭菜園も順調に育っている。連れ合いと柑橘系にも手を広げようと話し、ゆずとレモンも新たに仲間入りした。
夏から秋に向けて実りの季節を迎えられる事を楽しみにしながら、せっせと水やりを続けていこうと思う。
緊急事態宣言が徐々に解除され、経済活動の再開とと新型コロナウイルスの予防をどうやって両立させるべきか市民が頭を悩ませている中、現役の検事長とマスコミの記者による賭け麻雀のニュースが世間を賑わせている。
「賭け麻雀は違法行為だ」「テンピンならいいのか」「ステイホーム中に3密」こんな論調でマスコミが批判を繰り広げているが、もっとも重大なのは検察という権力機構のトップとマスコミがズブズブの関係という事であろう。
本来であれば市民一人では力が及ばない権力に対するチェック機関を担うのがマスコミやジャーナリストである。この点を指摘できないマスコミは同じ穴の狢と認めているのと同じであろう。この出来事をどう報じていくのか、マスコミ各社、ジャーナリスト各人の姿勢を見極めていきたいと思う。