プラットフォームビジネスを成功させた仮面ライダーの変身用ベルト
こんにちは。事業計画研究所です。
今回は、以前にも記載したことがありますが、プラットフォームビジネスについて少し深掘りしながら、仮面ライダーの変身ベルトでの成功例についてお話していこうと思います。
(以前の記事はこちら↓↓)
プラットフォームとは
今やプラットフォームビジネスというのは、多くの方にも馴染みのある言葉になりました。ある場所を介し相互のやり取りが生まれるイメージを多くの方もお持ちではないかと思います。
以前、例に挙げたBtoBtoCビジネスモデル型のプラットフォームでは、上図のように示されます。このケースに限ったことではありませんが、プラットフォームビジネスの根幹にあるのは利用者と提供者を繋ぐ場という概念です。
仮面ライダーのベルトも今やプラットフォーム!?
こちらの根来龍之著のプラットフォームの教科書において、仮面ライダーの変身ベルトは今やプラットフォーム化されていると紹介されています。
従来の仮面ライダーのベルトは、いわば「変身」するための専用単機能ツールでした。しかし、2004年の仮面ライダーブレイド(剣)から大きく構造が変化し、本書でも2011年の仮面ライダーフォーゼを例に取り上げこのように書かれています。
ベルトというプラットフォームを利用し、スイッチを変えることにより真価を発揮する。単独で機能を発揮するものではなく、他のものの存在や利用を前提にしているものへと変化しました。
こういった、ベルトのスイッチのように組み合わせて使うものを「補完製品」と言います。
ビジネスとしても大成功
変身用ベルトは、バンダイが玩具として商品化していましたが、お察しの通りフォーゼ以前はベルトだけが売上の中身でした。
ですが、プラットフォーム化されたフォーゼにおいては、ベルトのみならずスイッチも玩具として売り出すことで、その売上が上乗せされたのです。
フォーゼのキャラクター商品の売上は過去最高を更新したとまで言われており、その実態はプラットフォーム化したビジネスモデルが鍵であったと思います。
既存のモノであってもプラットフォーム化することでビジネスとして成功を収めた事例を、仮面ライダーの変身ベルトを取り上げご紹介しました。
まだまだ世には出ていないけれど、今回のプラットフォームのように発想を変えることで成功するビジネスもあるかもしれませんね。
今日もお読みいただきありがとうございました。
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