知っていないと勉強不足?マーケティングに使用される行動心理学5選
こんにちは、事業計画研究所です。
本日は、すぐに実践できる!行動心理学についてまとめたいと思います。
これまでも本研究所では度々行動心理学等がベースになったマーケティング心理学に関連する記事を投稿してきました。
本日は数あるマーケティングの土台となる行動心理学について5選として記載したいと思います。
明日から使える行動心理学5選
【アンカリング効果】
最初に与えられた情報を基軸として、その後の意思決定に影響を及ぼす事をいいます。
日常で目にすることが多い効果の一つであるかと思います。
営業などでは、初回提示金額を高めに設定しておいて、値引きという形で購買行動を刺激します。
車の販売などでも、あえて高額な車を展示品として飾っておくことで
相対的に他の車を安く感じさせることができます。
値段を不当に釣り上げて、割引表示で販売することは景品表示法に抵触する場合があるので、注意が必要です。
また、価格面だけでなく対面での交渉でも活用されます。
【例1】
あと20%は割引できるかもしれません!会社に掛け合ってみます
→実際は30%程度まで可能で、30%いけました!と言うことで割り増し感を与えられる。
【例2】
1時間程度遅刻してしまいます!
→45分後到着を予想。遅れている事への心象をすこしでも和らげる。
【ザイオンス効果】
繰り返し接することで、印象や好感度が高まって関心を寄せることを言います。”単純接触効果”ともいわれています。
街中でよく見かける広告や商品を実際に見た際、親近感や興味を持ったことはないですか?
良く店に顔をだす営業さんに親近感がわいたことはありませんか?
こういった効果のことをザイオンス効果と呼びます。
上記のように、足で稼ぐ営業職やテレビCM等もザイオンス効果を狙ったものといえます。
近年はWebマーケティングでも良く使用されており、
定期的なメールマガジンやリターゲティング広告もザイオンス効果を狙った手法であると言えます。
しかし、そもそも嫌いであるという印象を持たれているとザイオンス効果は逆効果ですので注意が必要です。
【シャルパンティエ効果】
重さと大きさの錯覚を使った効果の一つです。
良く眼にする比較例が、
・1kgの羽毛布団と1kgの鉄ダンベルどっちが重い?
という質問です。
なんとなく鉄ダンベルの方が重く感じてしまわないですか?
実際は1kgなので同じ重さですが、人は文字から大きさや重さのイメージを作るという効果です。
これをマーケティングに生かして、売りにしている企業もよく目にします。
【ウィンザー効果】
直接相手に訴えかけるよりも、第三者を介した情報の方が信ぴょう性が増すという効果です。
いわゆる「クチコミ効果」と言われているものです。
何気ない日常でも、【直接本人から褒められる】と【~さんがあなたのことをほめていたよ】といわれるのでは後者の方が嬉しくないでしょうか?
それがまさにウィンザー効果であると言えます。
ビジネスの世界でも広告マーケティングを中心として、幅広く活用されています。
最近よく目にするのが、【Instagramフォロー、記事投稿で1000円割引!】のようなクチコミ発信をつかった割引手法です。
割り引いてもらう前提でクチコミを記載するので、返報性の原理も働く一石二鳥の広告手法であるといえます。
【カリギュラ効果】
禁止されるほどやってみたくなるという心理現象のことです。
開けてはいけない玉手箱をあけてしまったり(浦島太郎)、
覗いてはいけない鶴の間を覗いてしまう(つるの恩返し)という効果です。
実際ビジネスでも、
【~な人は絶対に見ないでください】というキャッチコピーを目にすることがあるのではないでしょうか。
最近ではyoutubeでよく目にすることが多いかと思われます。
その他にも様々な形でマーケティングに利用されています。
実際は最近目にすることが多くなってきて、こういった「~禁止」という文字にも耐性ができてきているように感じます。
行動心理学は小売業や営業職、人材管理等さまざまな分野で応用が期待できます。
「物は言いよう」という言葉があるように、日本人は特に言葉のわびさびを気にしたり
「言霊」というように思いを言葉に乗せる文化が強くある人種だと言えます。
言い方、見せ方ひとつで結果もがらりと変わるかもしれません。
明日からぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
本日もお読みいただき、ありがとうございます!
その他SNSも随時更新中です!
――――――――――
*事業計画研究所*
Twitter:@business_plan21
フォローお待ちしております!
――――――――――