【もし桃②】もし、桃太郎が事業計画を書いたら(小規模事業持続化補助金<低リスク感染型ビジネス枠>)
こんにちは。事業計画研究所です。
本日は『もし、桃太郎が事業計画を書いたら・・・』略して【もし桃】、先週に引き続き第2回目の投稿です。
今回は、市場動向や顧客のニーズをリサーチをしてみましょう!
今回は、おばあのきびだんご等の販売用ECサイトならびにPR用のチラシを作成することが目的となる事業です。
『この事業が成功します』という裏付けをするために、どういう情報が必要となるかを考えながら記載していくことがポイントです。
(※この事業計画書はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。ご了承ください。)
【市場動向】
新型コロナウイルス感染症の中小小売・サービス業への影響
■調 査 日:2020年2月24日~26日
■調査方法:Webアンケート
■調査対象:全国の中小小売・サービス業者 800社
前年同月(2月)比の業績影響は「マイナスの影響が発生41.0%」が最も多く、また将来も含めマイナスの影響が発生するとした割合の合計は約7割に達している。マイナスの影響が発生した要因としては、「活動自粛」が最も多く、次いで「国内営業・販売に支障」「国内の外出・移動制限」「営業時間の短縮や休業要請」が主なものとなっている。
また、「マイナスの影響が発生・発生予定」の割合が小売業では 75.6%を占めており、マイナスの影響が発生したと言わざるを得ない状況である。
2021.3.9
(独)中小企業基盤整備機構 企画部調査課
中小企業アンケート調査(令和 3 年度 第5号)参照
顧客のニーズ
1.コロナの影響でお菓子を食べる量が増加 20、30代女性に聞くお菓子事情
■調査日 :2021年2月2日~2021年2月8日
■調査方法 :インターネット調査
■調査人数 :1,270名
■調査対象 :全国20~34歳の女性
※ミュゼマーケティング調べ
普段どれくらいの頻度でお菓子を食べるかを聞いた結果。最も多かったのは「毎日」で、あとには「週に4日~5日」「週に2日~3日」が続いている。コ ロナ前といまを比べてお菓子を食べる量に変化はあるか聞いたところ、「やや増えた」が35%、「大幅に増えた」が10%であった。
2.オンラインでも購入したい@弊社リサーチ(n:400人)
5月1日~5月15日の計16日間で、岡山市にて10代~40代を対象に無作為抽出によるアンケート調査を行った(n:400人)。アンケート内容は下記の通りである。
Q1:『おばあのきびだんごを知っているか?』
1.知っている
2.知らない
Q2:『Q1で知っていると回答いただいた方へ、おばあのきびだんごなどの弊社商品をオンラインでも購入したいかどうか』
1.したい
2.どちらかといえばしたい
3.どちらでもよい
4.どちらかといえばしたくない
5.したくない
Q3:『Q2でご回答いただいた理由は?』
その結果
Q1では、98%もの方が「知っている」と回答。
Q2では、「したい」「どちらかといえばしたい」を合計しに80%以上の回答が集まった。
Q3の理由について100名以上の方から『オンラインで買えるなら嬉しい』という声を数多くいただいた。
「どちらかといえばしたくない」「したくない」を選んだ方の中には、ネガティブな言葉も数件あったが『店頭で直接買うからこその良さを感じる』という嬉しいお言葉もいただいた。
【市場動向】【顧客のニーズ】より
弊社は今まで店頭のみの販売に注力してきた。しかし、弊社だけでなく中小の小売業は、新型コロナウイルスの影響でその売上は減少の一途をたどった。
そこで新たな販路開拓(オンラインでの販売)を行うための事前調査を行った結果、そのニーズは顕在化されているものと判明した。
感染症へのリスクが未だ懸念される中、非対面のビジネスモデルの確立、また新たな販路開拓の一手として本補助事業を実施する所存である。
もし桃②(市場動向、顧客のニーズ)まとめ
★point
論より証拠
アンケート結果や統計など、グラフを用いると分かりやすい
これまでにも何度か説明してきましたが、この補助金の目的は生産性向上や販路開拓するためにあります。
市場を把握し、顧客の要望に合わせた事業を行う事が求められているとも言えるでしょう。
ただ、難しいのが顧客のニーズは顕在化された(目に見える)ものばかりでは無いという事です。
潜在的なニーズを如何にして掘り起こすか、もしくは調査・把握するか。根拠となるデータが必要となるのは間違いないでしょう。
顧客のニーズ情報の集め方についての記事も合わせてお読みいただければ嬉しいです。調査に使えるサイトも添付しておりますので是非!
次回もお楽しみに。