「ビジネスモデル」ってどういう意味?
世の中には様々なビジネスがあり、その収益性や組織のあり方、働き方も様々です。実は、こういった”違い”の多くは「ビジネスモデル」の違いから生まれているのです。
しかし「ビジネスモデル」というのは曖昧なことばで、人によって定義が異なります。
じゃあ「ビジネスモデル」っていったい何なんだろう…。
これからその定義や内容について複数記事にわたって、できるだけ簡単に、そして具体的にお話ししていきたいと思います。
皆さんが読んでいくなかで、自分なりのイメージや、より具体的な知識をつけるきっかけになったらいいなと思いながら書いています…!
このnoteにおける「ビジネスモデル」
ニュースや新聞など身の回りには、ビジネスの話題があふれていますよね。たとえば企業の買収、新しい製品やサービスのリリース、実は働き方改革だってビジネスの話題なんです。
これらのうち、企業買収や製品・サービスのリリースは「商売」に関する話題で、働き方改革は「仕事」に関する話題です。
このように、一言でビジネスといっても文脈によって意味が異なります。このnoteでは前者、すなわち「商売」としてのビジネスがどのように成り立っているかをひもといていきます。
そしてここでは、このビジネス(商売)の成り立ち、つまり「そのビジネスが利益をあげるための仕組み」のことを「ビジネスモデル」と定義します。
商売を成り立たせるためには次の3つの要素が必要です。
①商品を作る
②商品を顧客に届ける
③その結果として、儲けをうむ
儲けをうむため(③)に、商品を作り届ける方法(①・②)を工夫した結果作り上げられる仕組みが「ビジネスモデル」ということになります。
【コラム】
◯会社は人と仕組みでできている
会社(事業)は人と仕組み(ビジネスモデル)でできています。
よく「結局は人だよね」と言われますが、ビジネスモデルも人も両方大事。ビジネスがうまくいくかどうかはビジネスモデルによりますが、それを作れるかどうかは人次第です。
◯ビジネスモデルとマーケット
マーケットは漁場のようなもので、ビジネスモデルは釣り道具。
ビジネスモデルは、それを放り込む漁場があって初めて意味を持ちます。まずマーケットがあることが前提になるということははじめに押さえておいてくださいね。