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なぜビジネスモデルは重要なの?

”ビジネスモデル”が重要であることは、本で読んだりどこかで聞いたりして、なんとなく知っている方も多いと思います。

しかし、具体的になにがどう重要なのでしょうか?

”ビジネス”をまだ経験していない学生からすると、なかなかイメージしづらく、重要であるということだけは分かっている、みたいな状況になってしまう気がしています。(私がそうでした)

このnoteやほかを読んでいく中でそれが明確になったらいいな、と思います!この記事だけでは伝えきれない部分もあるので、今後ご紹介する”ビジネスの構成要素”なども合わせて読んでいただけるとよりイメージできるようになるかと思います。

今回はビジネスモデルの”役割”に焦点を当てて解説していきます!


”儲ける仕組み”を設計すること

たとえばあなたが会社を独立して商売をはじめようと思ったなら、その会社の商売に何かしらのプラスアルファをしないと、顧客を呼び込むことは難しいでしょう。そのプラスアルファは例えば価格や品質、速さなどです。こうしたプラスの要素がないままに既存の商売と同じことをやってもビジネスは成功しません。

つまりビジネスを成功させるためには、「どうやって儲けるか」というビジネスの仕組み(=ビジネスモデル)をあらかじめ設計しておくことが重要なのです。

そのためビジネスモデルを考えることは、商売をはじめる起業家や経営者だけでなく、商品開発や営業、マーケティングなど、顧客に新しい価値を提供するあらゆるビジネスの場面において欠かせません。


ビジネスにおいてビジネスモデルがどれほど重要な役割を果たしているか、身近な例から考えてみましょう。


商社と喫茶店

商社は、世界をまたにかけ、多額のお金が一瞬で動くようなスケールの大きい仕事をしています。他方で、大きな組織の中の一人であり、時には自分の意志よりも組織の事情を優先しないといけないときもあるでしょう。厳しい上司の元、ハードな仕事を強いられることもあるかもしれません。


一方で喫茶店は、規模は小さく、商社ほど大きなお金を動かし、稼げるわけではありません。しかし、店の営業時間、メニュー、内装など、お店に関わるすべてのことを自分の思い通りにできます。さらに、毎日様々なお客さんと、近くで触れ合うことができます。


これらの違いはどこから生まれるのでしょうか?
それは、扱っている商品、その価格、組織の規模や、お客さんの属性や関わり方など、様々な要因があるでしょう。そしてそれこそがビジネスが成り立っている仕組みの一部、つまりビジネスモデルなのです。

ビジネスモデルは、ビジネスの仕組みであると同時に、働き方の自由度や、事業の成長性、キャッシュフロー(現金の出入り)など、様々な要素を規定します。

このようにビジネスモデルによって働き方などが決まると、それを好む人が自然とあつまり、組織の風土までもを左右します。それくらい、ビジネスモデルは重要なのです。


ここではビジネスモデルの役割に焦点を当てて、その重要性について解説してみました。こんなに重要な役割があるということが少し具体的になっていたら嬉しいです!


つづく

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