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ランサーズのビジネスモデル【無形物のEC】

皆さんはランサーズという会社をご存知でしょうか?詳しくは知らないけど、名前は知っているという方も多いかもしれませんね。

ランサーズはオンライン上で「仕事を依頼したい人(依頼主)」と「仕事を依頼されたい人(受注者)」をマッチングさせるサービスを提供しています。


最近フリーランスで働く方が増えていると言われているうえに、新型コロナの影響で在宅ワークが一つの働き方として定着しつつあるいま、さらに需要が高まっていきそうです。

逆に、こうしたサービスが普及してフリーランスとして仕事がしやすくなったから、フリーランス人口が増えてきているのかもしれませんね。


今回はこのランサーズのビジネスモデルの型「無形物のECモデル」について詳しく解説します!

このモデルは④<販路に特徴があり、商品が無形物(サービス)、オンライン>という分類になります。↓↓

プレゼンテーション1

【明瞭かつ迅速なサービス提供】

ECとは

まずECとは「Electric Commerce」の略称で、日本語では「電子商取引」と訳されます。

簡単に言うと「インターネット上でモノやサービスを売買すること」です。
ネットショップやネット通販がこれにあたります。

企業と消費者がやりとりする商売の形(BtoC)だけでなく、企業同士(BtoB)やメルカリなど消費者同士(CtoC)の取引もこの言葉には含まれています。


無形と有形の違いは?

ランサーズは目に見える”モノ”ではなく、目に見えない”サービス”を商材としてインターネット上で提供しています。

こうした「商材が有形か無形か」の違いでビジネスはどう変わるのでしょうか?コンビニと学習塾を比較して考えてみます。


コンビニでおにぎりを買ったとします。そして消費者は購入後にそれを食べることで消費します。このように有形の商品は消費者に購入され、消費されるまでは商品としての形を保っています。

一方で学習塾は、体験を除けば契約前に商材(サービス)の質や効果を体感することは難しく、商材である授業を保存しておくことも不可能です。
”消費しているそのとき、そこだけに存在する商品”というわけですね!

このように商品が無形である場合は事前にその価値を吟味することが難しいため、有形の商材に比べて購入(契約)前の情報提供やコミュニケーションの重要度が高い、という点でビジネスに違いが生じます。


最近はオンラインで旅行やお店の予約が当たり前になり、さらには保険や銀行もネットで様々な手続きができるようになっています。

これを対面(オフライン)ではなくオンライン上でする際には、適切かつ十分な情報提供をすることや、顧客とのコミュニケーションをしっかり取ることを意識してサービスを提供する必要がある、ということになります。

身近なところではメルカリ等フリマアプリでのやり取りがイメージしやすそうです。実際に手に取ることができないからこそ、知りたい情報を適切に知ることができるかどうかで、その商品を買うか買わないかが左右されますよね。

そうした商品を購入するか否かを左右するだけでなく、トラブルを避けるためにも非常に重要ですよね。


<+α> その他の特徴
①オンラインでのやり取りがメインのため、顧客が店舗へ出向く煩雑さを解消し、企業は人件費・固定費の削減ができる
②旅行代理店のネット予約をはじめとした、時期や景気、需給予測に応じて価格が変動しやすい商材に適している。



ランサーズの例

ランサーズは最初にも述べたように、実績とスキルのあるプロフェッショナルと企業をマッチングするオンラインの仕事依頼サイトです。会社に属さずに仕事をするフリーランスと呼ばれる人々が、サイト上で不特定多数の企業からの仕事を受注し、スキルや製作物を提供しています。
 


そもそも、仕事の依頼形態には2種類あります。
1つ目は、クライアントから直接依頼を受けた外部の会社やフリーランスが仕事をする「アウトソーシング」。

2つ目は、ランサーズのようにクラウド上で不特定多数の依頼先からマッチングする相手を選んで業務を委託する「クラウドソーシング」です。


このクラウドソーシングを行うランサーズのECサービスには強みが大きく3つあります。

エンジニア、デザイナー、ライターをはじめとする多くのフリーランスの在庫管理や多様性の担保が出来る
オンライン上でメッセージやチャットをするため、即時性・簡便さ・気軽さを保つことができる
仕事の案件における支払いの明瞭さ・迅速さ

オンライン上でのサービスだからこそ、50万人以上もの様々な才能や能力を持つ人を集めることが可能で、既存の依頼先や同業ビジネスよりも多種多様なニーズをマッチングさせることができます。

かつスピードや手軽さにも優れており、「明瞭かつ迅速でニーズにマッチしたサービス提供」ができるということが非常に大きな強みなのです。





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