鬼が笑う #213 辞書の生き物
鬼が笑う
予測できるはずのない未来のことを言うと、ふだん笑わない鬼でさえおかしくてせせら笑うという意味を持つ慣用句です。「来年のことを言うと、鬼が笑う」という文章で使われますが、いずれもからかう感じで使われます。
由来は「いろはがるた」とするものなどいくつかの説がありますが、個人的には以下の説明が好きです。
鬼は人間がどれくらい生きるか「寿命」を知っているとされており、その人が来年には生きていないのに来年の話をしていることを「愚かだ」と嘲笑したというものです。
人は寿命がわからず、錬金術や不老長寿の薬を研究したり、明日死ぬかもしれないのに無駄に時間を使ったりしかねません。一日一日を大事に使いたいものです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?