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鯖を読む #22 辞書の生き物
鯖を読む(サバをよむ)
自分の都合のいいように、実際の数より多くまたは少なく言ってごまかすことの意味で使われます。サバは傷みやすい魚で、冷蔵技術が発達していなかった時代には、多くとれた際一匹ずつ数えず、目分量でざっと数えて早く売りさばこうとしたため、実際の数と合わないことが多かったことから、いい加減に数を数えること、または適当な数を伝えることについて言うようになりました。
普通は実際より多めに言う場合に使われることが多いですが、年齢を若く言う場合にも使われます。少なく言う場合は「逆サバ」ということもあるようです。
サバに限らず、サンマやサケなど不漁が報じられていますが、サバを読めないほど獲れなくなることにならないよう、環境保全、資源保護や養殖技術開発も必要です。