掃き溜めに鶴:はきだめにツル #113 辞書の生き物
掃き溜めにツル
つまらないものの中に、飛びぬけてすぐれた者や美しい者がまじっていることのたとえ。鶴は女性の代名詞として使われ、多くの場合、すごい美人がいる様子を表します。
鶴は素晴らしい人物や美人の代表として使われていますが、掃き溜めは凡人や人並みの容姿の人たちの意味になりますので、鶴に当たる人に対して使うのはOKですが、その他大勢に対して使う場合は注意が必要です。
同様の意味を持つ言葉に「紅一点:こういってん」があります。
見渡す庭や草むら一面の緑の中に一輪の紅色の花が咲いている状態を示した言葉で、多くのものの中で、一つだけ異彩を放っているものを指しており、男性にまじって一人だけ女性がいる様子についても使われます。この場合は必ずしも美人であるとは限らないようです。