猫の首に鈴をつける #157 辞書の言葉
ネコの首に鈴をつける
とてもいい計画のように思えても、いざ実行するとなると私がやるという引き受け手がいない状態を表す慣用句で、実現が困難であることを示します。
「イソップ物語」の「ネズミの相談」という寓話に由来します。
ネコに仲間を食べられてしまったネズミたちが集まって、ネコから身を守る方法はないかと相談しました。
ネコの首に鈴を付けて、その鈴が鳴ったら逃げるのが一番良いということになったのですが、誰がネコの首に鈴を付けに行くかとなると、誰もそんな危険なことを引き受けなかったという話です。
絵に描いた餅
実現が困難であるという意味では「絵に描いた餅」という慣用句が同様の使われ方をしますが、こちらは役に立たない物という意味も含みますので、少しニュアンスが異なります。
ネコの首輪
ペットのネコに鈴付きの首輪をつけている人も多いと思います。
見た目がかわいいですし、ネコの居場所がわかり閉じ込めなどの事故も防げるかもしれません。
一方でストレスを感じるネコもいますので、自分のネコの負担にならないような音色や重さ・大きさのものを選びましょう。
最初は鈴付きの首輪を付けたり外したりしながら、徐々に慣らしていくとよいでしょう。