『読書という荒野』 〜HOW WE SURVIVE IN THE FLAT FIELD〜
『読書という荒野』を読了。
今年最初に読んだビジネス書は『死ぬほど読書』だった。
なので、今年最後に読むビジネス書も「読書」をテーマに選んでみた。
もう、面白くて仕方なかった。
特に、著者自身と読書というものの関係についての部分は、本読みの端くれとしての自意識が刺激されまくりだった。
読書によって培われる、他者への想像力と語彙力によって言葉は武器となる。
どれだけ言葉を尽くしても100%、自分の想いが伝わることはあり得ない。だけれど私たちはそれでも、必死で毎日もがくように何かを伝えようと努力する。そのための言葉を求めて、私たちはまた本を読む。
そうして出会った言葉を、自分の中で肉体化し、自分の言葉として獲得することで、それはその人の生き方となる。
若い頃出会ったディケンズの言葉が、いまの私の人生の一部となったように。
ということで、本書が今年62冊目。
ギリギリではありましたが、今年も目標冊数を達成することができました。
これも、私の拙い感想を読んで「スキ」してくださる皆さんのおかげです。お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願いします!