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『DO IT NOW いいから、今すぐやりなさい』 〜明日、明日と言っているうちに人生は終わる〜

『DO IT NOW いいから、今すぐやりなさい』を読了。

40歳を過ぎて少しした頃に、もう自分はどこにでも行けて、なんでも出来るわけじゃないんだな、ということを唐突に思った。

最初に思ったのは、「あぁ、私の人生でギョルギス教会を訪れることは、きっとないだろうな」だった。
ギョルギス教会というのは大雑把に説明すると、アフリカにある地面を掘って作った教会だ。ギリシャ、フィンランド、クロアチア。行きたくてたまらない国ですらまだ訪れていない私が、この先、エチオピアへ地面の下にある教会を見に行くとは到底思えなかった。

私たちには、やりたいことリストとやるべきことリストがあって、いつか、そのうち、なんて言っているうちに、リストはどんどんと長くなっていき、人生はどんどん短くなっていく。
そんな、いつの間にか過ぎ去ってしまうような人生から抜け出すには、どうしたらいいのだろうか?

答えは 「今すぐにやれ」 だ。

リストを書き出し、言い訳をやめて、行動すること。
それだけで、リストは短くなっていく。とにかく、行動すればリストは消える。うまくいくかどうかはその後のことだ。

本書では冒頭に、「4つの先延ばしリスト」を作成させる。(これもある意味テストなのだが)
そして読んでいるうちにやはり我慢できなくなり、そのうちのいくつかに私は早速手をつけてしまった。著者の思うツボである。

でも、死ぬときに、「あぁ、ギリシャ行けなかったな」って思うか、「あぁ、サントリーニ島の夕日は本当に素敵だったな」と思うかは自分次第なのだ。

あきらめたことリストがこれ以上長くならないように、自分を律して、残された時間を思う存分使っていきたいな、と思わせてくれた1冊。

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