【昭和的家族】父の告白(実は白玉が嫌い)
私の父は、小さい頃から甘い物が大好きだったそうだ。そんな父が良く話してくれた父の子供の頃の想い出話の中で、私が好きだったのは、父の母、つまりは私の祖母が父が小学生の頃のある日、お弁当としてお弁当箱一杯に和菓子を入れて持たせてくれたというものだ。父の子供の頃は第二次戦争を挟み今よりも甘い物が大変貴重な時代だったからこそ尚更、その話は父から見て、祖母の父に対する強い愛情表現と感じたのかと思う。山中で育った父にとっては、当時なかなか手に入らない驚きのプレゼントがぎっしり入ったお弁当