宝塚G-man #16
いろいろ試したが、どうにも映らないので、仕方なく修理に来てもらうことに。
訪れたのは、若い兄ちゃん2人。私の家は明らかに独身男性と分かるマンション。
「QVCはうつりますか?」などの質問はそつなく対応する。いろいろ調べてもらった結果、ものすごく初歩的な人為的ミスで、つなぐアンテナの箇所が間違ってたとか、そういう秒で解決する、言わば「こんなんで呼ぶなよー」的なやや恥ずかしいミス。
これで終わりかと思いきや。もうただでさえ恥ずかしいので、すんません!帰ってください!申し訳ねぇ!て感じのテンションだったが
「念のためちゃんと映るか、普段ご覧になってるチャンネルを合わせてみてもらえますか?」
て
いやいや、超初歩的なミスで念のためもなにもないこも分かっとるやん、と…
ただ、「大丈夫す!」とも言えず、恐る恐るスカステを映す。やはり、独身男性が1人でムフムフ宝塚を見てるとはやや恥ずかしいのである。
「いや、僕の妻が好きでねぇ」とか、もうちょいそれらしき家の雰囲気があれば言えたが、見え透いている。
やや、モデレートなシーンならよかったが、よりによって、バリバリの宝塚のワンシーン、ロミオー!みたいなシーン。
変な空気が流れる。
「あ、大丈夫すね汗(早く帰って」と終わらせようとするが
「あ、念のため他にもご覧になってるチャンネルも合わせていただけると」
いやいや、スカパーなんてこのためにしか入ってないのよ…許してくれよもう。
「これだけです(^^:」
「あ、そうですか…」
変な空気2回目。
絶対帰りのトラックの中で、なんか言われてんだろうな…と思いつつ。まぁ、映るようになって、再び幸せなスカステライフが戻ったから良いとした。
もう少し、宝塚男子に市民権がある世界になることを願う。私が意識しすぎなだけだけど。
やはり、キャトルに1人で行く時は変な汗をかくし、紫の袋はやや隠したい。
私の器がもっと大きくなるか、宝塚がもっと男性にも良さを認知されるか、のどちらかだが、私も歳をとり、宝塚も繁栄すれば、両方が進むので、より良い宝塚ライフは確約されている、と締めてみる。
ちなみに、うちのテレビは65型で、テレビの目の前にひざまづいていた兄ちゃんの視界いっぱいに、ジェンヌが映ったのだと思う。お前も好きになれ、俺の気持ちが分かるから。と締めてみる。