どう思うか?
病は気から。
よく耳にする言葉です。
風邪をひいても、花粉症っぽくても病院には行かない。
何なら、薬局で薬も買わずに「気合で!」と、
言った具合に、「気持ちで乗り切る」。
こんなこと、したことありませんか?
では、私と同じ「ガン」の場合、
こんな行動はできますか?
きっと、できませんよね。
さて、なんで、できないんだろう?
私の理由は、「治療しないと死ぬと思うから」です。
風邪や花粉症では、人は死なない。
でも、ガンだと、人は死ぬ。
本当に?
確かに、これも1つの事実。
ただ、風邪が悪化して肺炎などを引き起こすと、
死に至る場合もあるのだそうです。
コロナだって、風邪の症状と似ていますよね?
少し見方を変えてみます。
・ガンは、早期発見すれば根治可能
・風邪は、未だに根治可能な治療法がない
(風邪を根治する薬を開発したらノーベル賞なんだそうです!)
これもまた、事実。
根治不可能な風邪なのに、「気合で!」と言って治そうとする。
不思議な気がしませんか?
私は3回の転移⇒手術が終わった5年目ころ。
主治医からこんな提案を受けました。
先生:バートンさんのケースの場合。
提供できる治療方法だと、残された方法は1つだけ。
これをやったら、病院で新たな治療法を提案することは、
もうできません。
どうする?やる?やめる?(笑)
私:先生なら、やりますか?
先生:やらない。結構しんどいみたいだし、ハゲるし(笑)
これ以上、ハゲたくない(汗)
私:なら、私もやりません。最後の1つなら、取っておきます。
でも。。。大丈夫ですかね?
先生:バートンさんが大丈夫って思うなら、大丈夫じゃないかな。
再発したら、その時にまた考えよ(笑)
よく言うでしょ?「病は気から」ってさ。
気持ちが大事よ。
て、他の患者さんには、なかなか言えないけどね(笑)
人を選ぶんかい!
でもこんな風に気楽に話してくれる先生が、私は大好きです。
ガンになって、今年の9月で10歳。
今では、
・ガンになっている自分を忘れる
くらいに、バートン(ガンの名前)との共生を普通に、
当たり前に感じて過ごせています。
大切なのは、『どう思うか?』。
”いつ死ぬか分からない”
を、
・怖くてしょうがない
と、不安に思うか。
あるいは、
・今を大切に
と、生かされていることに感謝して生きるか。
随分と違うと、思いませんか?
どう思うかは自分次第。
どう思うのも、自由。
だったら、日々に感謝して、楽しく生きる。
こう思って生きた方が、間違いなく、
神様も「もっと生きなさい。楽しみなさい」と
言ってくれると思いませんか?
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。