寄り添うということ
ガンになったという話をすると、
大方の反応は
・大変だね。。。
・なんであなたが。。。
・がんばってね!
・きっと大丈夫!
といった、同情というか
励ましの言葉を頂きます。
私のことを
思っての言葉であり、
寄り添ってくれている気がして
とても嬉しい言葉です。
ただ、以前にこんな
やり取りを病院で見ました。
Aさん:大丈夫。きっと大丈夫。
大変だと思うけど、
絶対に乗り越えられるから。
信じてるから。
Bさん:何が大丈夫なの?
ガンだよ?
手術するのも、
治療するのも私。
何年生きられるか
分からない。
なのに、何が大丈夫?
根拠もなく大丈夫だなんて、
簡単に言わないで!
人の気も知らないくせに!
偶然にも聞いてしまって、
どちらの気持ちも分かって、
とても切なくなりました。
私は、自分がガンになる約2年前。
父をガンで亡くしました。
父は、「簡単な手術で根治できます」と
説明されて、手術をしました。
ところが、手術をすると「浸潤」が発覚。
手術をしたことで、ガン細胞が
一気に成長し、半年後に他界。
術後の無念そうな先生の説明を
聞いたときに、涙した父の姿。
忘れられません。
私が記憶している中で、初めて見た
父の涙でした。
大病を患ったとき、その人の心情に
寄り添うのは、本当に難しい。
さながら、「思春期の子ども」
のように(笑)
日々、変わるように思います。
『心は誰にも見えないのだから、
見えるものよりも大事にすると良い』
私の好きなアーティストの歌の一節です。
心は誰にも見えない。
だからこそ、
いろんな寄り添い方を試して、
「その時々で、自分に合った、
その人に合った接し方で寄り添う」
ことができたら良いなって思います。
そのためには、どうしたら良いか?
私は、シンプルに
・目の前にいる人を喜ばせるには、
どうしたら良いだろう?
と、考えることかなと思います。
どんな状況であれ、心情であれ、
自分が喜ぶことをしてもらえたら、
嬉しいものです。
まずは喜んでもらう♬
それから、いろんな話を
聞かせてもらう。
そのうえで、自分の思いを伝える。
こう、心がけています。
果たして、これが正解か?
分かりません(苦笑)
こうと決めつけず、
まずやってみて、反応を見て、
次に活かせたら良いなと思います。
最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました。
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