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グレーゾーンってなに?

グレーゾーン。

近年。

この言葉をいろんな場面で聞く。

特に私が聞くのは、

・発達障がい

について。


これはやはり、私の愛する子どもたちが、

・自閉症スペクトラム

・多動症

・吃音

といった、

「障がい」を持っているからだろう。

自分のアンテナの感度が、

他と比べて、とても鋭いのだ。


だからなのだろう。

この、

・グレーゾーン

という、なんとも

「使い勝手の良い言葉」に、

不信感を抱き続けてしまうのは。。。


例えば、就学児について。

・運動

・学習

の両面で、同学年の子たちに比べて劣る。

ただ、一口に「劣る」と言っても、

その差は千差万別。



例えば、

・国語は苦手だけど算数は得意

・英語はできるけど音楽は難しい

・運動はできるけど学習が難しい

・全体的に難しい

などなど。十人の生徒が居たら、

十人のレベルは絶対に違う。


にもかかわらず、

これを一口に、

「グレーゾーン」と判別するのは、

いかがなものか?と思ってしまう。


そもそも、グレーゾーンとは何か?

調べてみると、

「発達障害の特性が見られるものの、

 診断基準には満たない状態」

なのだそう。



ただ、ここで私の長男の話を考えてみる。

私の長男は、

・ASD(自閉症スペクトラム)

と定義づけられている。

では、自閉症スペクトラムの特徴を調べると、

「ASD(自閉スペクトラム症)とは、
 
 ・コミュニケーションがうまく取れない
 
 ・人との関わりが苦手
 
 ・こだわりがある

といった特性」

とある。

では、実際に長男はどうか?と言うと、

・コミュニケーションは問題なし
(例:困ったときに助けてと言える)

・初対面でも話せる
(苦手意識は感じられない)

・こだわりもない。

のだ。

診断名を言われ、

気になって調べてみたとき、

私は、とても違和感を覚えた。


そこで、思い切って当時の

担当医に聞いてみたところ、

「お子さんによって症状の差はあります。

その辺りはまだまだグレーゾーンでして。

これから精度も上がってくることでしょう」

と言われました。


釈然としなかったことを、

よく覚えています。


グレーゾーンという使い勝手の良い言葉。


それを言われることで、

・納得=安心する

のであれば良いのですが、

・不信=悩む

のは、いただけません。



私は、場面によりますが、

少なくとも、「発達障がい」に関しては、

・グレーゾーン

などという抽象的な言葉は使わないで欲しい。

当事者、関係者がとことん向き合って、

「判断基準」も見直して。

その上で、最高とまではいかないまでも、

「良いね」と思える答えを出してほしい。

そう、願ってやみません。


最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました。


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