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意識改革中

 人が、誰かと交流をすることで、

それが、

誰かの考え方を変えるきっかけに

なることも、ある。


こんなこと、ありますよね?


でもね。

この考えを、私は、

長男には持てなかったのです。


本当に情けなく、恥ずかしい話。

偏見を持っていました。

被害者意識を持っていました。


親として、愛する息子に、

障がいという「ハンデ」を

持たせてしまった。

「申し訳ない」という気持ちで、

いっぱいでした。

 世間に対して、勝手に

負い目、引け目を感じていました。


自閉症スペクトラムを持つ長男が、

誰かと交流することは、

とても素晴らしいこと。

嬉しいことです。



でも。。。

心の器の小さい私は、

どうしても、こう考えてしまう。

・何か迷惑をかけてしまったら?

と。


だから、私が見ている場面での

交流ならば、喜んで、笑顔で

見守っていられる。

ただ、長男1人の場合。

心配でたまらない。


なんとも、情けない親です。

どうしたら信頼してあげられるのか?

ずっと悩んでいました。


そんな時、SNSの「X」で、

こんな投稿を見たのです。


『自閉症である息子が、

 友だちと交流をする。

 それが、

 友だちの考え方を変えるきっかけに

 なることもあるんだよな。

 そうか。友だちだから、当然か』


大好きな人や尊敬する人。

友だちから受ける影響は、

計り知れない。

これは、私もたくさん経験している。


私は、長男に対して、

そういった機会を、

与えていなかったかも知れない。

心配のあまり、

奪っていたのかも知れない。

そう、思いました。


「共生」。

社会の中で、生きていく上で、

絶対に必要なことです。

これから先、長男も

いろんな環境に身を投じるでしょう。


その中で、

「長男から良い影響を受ける」

人も、必ずいます。


私は、その機会を奪ってはいけないし、

勝手に私の価値観で、

私の物差しで、長男の周りを

図ってはいけない。


この「X」を読んで、

改めて、そう思えました。



今日、長男からこんな連絡が来ました。


長男:電車が止まっているから、

 隣の駅まで歩きます

バートン:えっ?隣の駅までって、

 歩いたことないよね?行けるの?

長男:同じ学校の人が、一緒に

 歩いてくれています。


私には、こんな発想さえなかったのです。


「長男が一人で隣の駅まで歩く?

知らない土地で一人で?えぇ?」と、

慌てふためいていました。


 なんのことはない。

長男の周りには、気にしてくれる人が、

確かに居るのです。


感謝。感謝です。


一番身近な存在である私が、

息子を信じてあげられなくてどうする?

いつまで、「過保護」でいるのか?

もう16歳。高校生なんだぞ!

絶賛、意識改革中です。(苦笑)


最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました。


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