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『リボン』(著者:草野たき)は吉祥女子中、八雲学園中で出題されました!中学受験国語の入試問題の内容を紹介!

■『リボン』(著者:草野たき)について

この本は、松野亜樹という中3の女の子の1年間を描いた小説となっています。部活、友だち、家族、受験、恋愛などが描かれながら、亜樹は成長していきます。

目次が「3月」「4月」....「1月」「2月」「卒業」というように、月ごとになっています。

同じ草野たきさんの『ハッピーノート』よりも主人公が中学生なので、部活のこととか、将来のことなど小学生には憧れの内容にはなりますが、とても読みやすく、読後感もスッキリの明るく楽しい小説なので、小学生にも読んでもらいたい作品です。

『ハッピーノート』よりさらにこの『リボン』の方が、女の子目線の女の子の話題が多いので、女子に特におすすめです。

2014年度第1回吉祥女子中学校2015年度第1回八雲学園中学校の国語の入試問題で出題されました。

◆2014年度第1回吉祥女子中学校の国語の入試問題

大問1番で「12月」から最初に2行ほどリード文があり、単行本で後半約9ページ分の出題でした。大問2番は論説文、大問3番は漢字です。
「12月」は全体の中でも最も緊張感あるところで、「亜樹の2つ上の高校生の姉いつみがニューヨークに留学したいと言い出し、母は断固反対。いつみは近くの叔母さんの千秋ちゃん(母の妹)の家に家出する。亜樹と母は千秋の家に行き、そこで、思いもかけず、母と母の妹の姉妹ゲンカとなる。いつみは亜樹と一緒に千秋の家を出、2人で歩いて帰る」という場面が出ました。

大問1番の設問形式は、語句の意味が1問、抜き出しが3問、字数制限つき記述問題が1問、4択の記号選択問題が5問、6択から2択選ぶ記号選択問題が1問、問10までですが、問8が2問あるので、全部で11問となっています。大問2番の論説文も問14まであり、吉祥女子中の国語の問題は文章量が多いです。

◆2015年度第1回八雲学園中学校の国語の入試問題

大問2番で「6月」から最初に3行のリード文があり、単行本で後半7ページと4行分の出題でした。大問1番は説明文、大問3番は、文法、慣用句、漢字の構成、漢字の読み書きです。

大問2番の設問形式は、抜き出しが2問、4択の記号選択問題が5問、語句の意味の問題が1問、自由記述問題が1問の全部で9問でした。

亜樹が、卓球部でずっと一緒にダブルスを組んでいた友だちの美佳から突然、次の試合はクリちゃんと組むから、亜樹はシングルスで出てほしいと言われ、そのことを叔母の千秋ちゃんに話している場面が出題されました。

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