ツイッター・エックス・コカ・コーラ・ラベル

 皆さんがご存じの通り、twitterは現在X(エックス)という名前で呼ばれています。

 私はこの出来事に対して、「こんな分かりにくい名前、一過性のものですぐに元に戻るでしょ」と高をくくっていました。
 しかし、ツイッターはいまもXのままです。

 恐ろしいことです。
 こんな馬鹿げた、くだらない発案なんて、秩序ある世界なら自然消滅して終わりでしょ?
 私は認識が甘かったようなのです。
 こんな読みにくくて検索性の悪い不条理な改悪が現実に存在し続けているなんて。

 始めは冗談だと思っていました。
 最初は出来の悪いジョークだと遠巻きに笑っていたら、だんだん「え?それマジなの?」と笑いごとではなくなって取り返しがつかなくなってゆく感覚。
 恐ろしい。

 地下鉄サリン事件で悪名高いオウム真理教も、最初のうちはヘンな奴らがヘンなことやってるな(笑)くらいの空気感で受け入れられていたと聞きます。

 これと同じことがコカ・コーラのパッケージでも起こっているのです!!

 あなたは2018年以前のコカ・コーラゼロのラベルがどんな色をしていたか思い出すことができますか?


 コレです。
 現在はこう


わかりにく~~~~~いっ!!!!

 分かりにくいでしょこれ。
 改悪でしょ。

 コンビニでたまに買うくらいではこの改悪加減を理解できない方もいるかと思います。

 スーパーで品出しの経験から言わせてもらえば、これは頭のイカレたカス改悪です。

 何を隠そう、私がスーパーでアルバイトをしていた時期にこのコカ・コーラのパッケージ改変が行われたのです。
 この改変のせいで当時どれほど通常コーラとゼロコーラを見間違えることになったか……

 従来ならば、通常コーラが赤、ゼロが黒、という認識で段ボールに入った状態でも遠くから識別することが出来ていました。
 しかし、この改変でコーラのラベルは、ロゴの文字が白か黒か、キャップが赤か黒か、のややこしいものとなり、当時は苦労させられたものです。

 この悪夢は現在も続いています。

 こんなややこしいパッケージの改変なんて、すぐに元に戻るでしょ。
 当時の私はそう考えていました。

 この世界はどうやら“正しさ”で回っているわけではないようです。

 世界は出来の悪いジョークみたいに改変され、気が付いたときには既に手遅れ。

 こんな世界に私たちは生きています。
 この美しい世界、暴走した資本主義に改変させてはなりません。
 経済的にどんな意図があろうと、人間社会には合理的な秩序が必要です。

 遠くない未来でみなさんと“twitter”で交流し、黒いコカ・コーラゼロで乾杯できる日を楽しみにしております(なんじゃそら)。

 さようなら。



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