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「想星のアクエリオン Myth of Emotions」2025年冬アニメ感想16~かわいいキャラだけど演出はリアル。謎だらけアニメ今季ナンバー1(2話のネタバレあり)

「想星のアクエリオン Myth of Emotions」は、サテライト制作による日本のオリジナルSFロボットアニメ作品です。

2005年に創聖のアクエリオン、2012年にアクエリオンEVOL、2015年にアクエリオンロゴスが放送。
新作は9年ぶりとなります。

二重スリット実験の話があったので調べてたら長くなってしまいました。
2866文字!

1万2千年前の想いに応え、
繋がったのは欠けたこころ。
太陽と月と火星が出会うとき、
新たな合体の調べが流れる――!
湘南の海に浮かぶ小島、江の島。
美しくのどかなその浜辺に、〈私立江ノ島学園〉はある。

学園には、全国から優秀な子どもが集められ、最新の機器を使った英才教育が施されていた。
特殊強化クラスの生徒〈エレメント〉に選ばれたサッコ、リミヤ、トシは、感情の力で動く戦闘機〈ベクターマシン〉の操縦を命じられ、謎の侵略兵器〈神話獣〉との戦いを余儀なくされる。
戦いのさなか、不可思議なヴィジョンに導かれ、サッコは叫ぶ――。

「想星合体!GO、アクエリオン!」

繰り返される輪廻の果てに、現れた機械天翅アクエリオン。

宿命を背負った少年少女は、得体のしれない団体〈宇宙たまごの会〉や大人たちの思惑が交錯する中、この宇宙の真実と向き合っていくことになる……。

想星のアクエリオン アニメ公式サイトより 

「1万年と2000年前から愛してる〜」という歌詞、聞いたことがある人もいるんじゃないでしょうか?
オリジナルを歌っていた、Akino from bless4に加え今回福山芳樹さんが参加されています。
福山芳樹さんはマクロス7の熱気バサラ役で有名ですね。
熱い歌声に痺れます!

気になるポイント


・今までのシリーズとは違うカートゥーンのようなキャラクターデザイン。

前作までのキャラクターデザインはリアル頭身で、細かい美麗な作画でしたが
今作は頭身の低いカートゥーンのようなキャラデザインでビックリ。

Ⓒ2023 SHOJI KAWAMORI,SATELIGHT/Project AQUARION MOE




こちらは一作目の創世のアクエリオン↓

©2004 河森正治・サテライト/Project AQUARION
©2004 河森正治・サテライト/Project AQUARION
©2004 河森正治・サテライト/Project AQUARION

主人公達にに前世があり、それがドラマになっていました。

タイトルの読み方も「そうせい」ですし、また前世に絡んだお話かなと思いきや…?
2話を見たところ、違うかもしれない…




・キャラはかわいいけど、描写がリアル?

1話はクラスメイトのお葬式からスタート。

Ⓒ2023 SHOJI KAWAMORI,SATELIGHT/Project AQUARION MOE

イチキ・サヨ
Ⓒ2023 SHOJI KAWAMORI,SATELIGHT/Project AQUARION MOE

主人公の一人サッコ。
サヨとは幼なじみだったらしい。
Ⓒ2023 SHOJI KAWAMORI,SATELIGHT/Project AQUARION MOE

左ががリミヤ。右がトシ。

リミヤは葬式で泣いていたが、サヨのことはあまり知らないらしい。
クラスメイト達が悲しんでる様子はない中、

「クラスメイトが死んだなら泣くものじゃないの?」

と言うが、本当に悲しかったわけではなく、そういうもんだから、とどこか心が無い様子。

かわいいキャラデザインなのに、声優さんの演技のせいか、この会話ひとつで教室内がどこか冷たく乾いている…。

このギャップがたまらんな…

サヨは死んでいない?

Ⓒ2023 SHOJI KAWAMORI,SATELIGHT/Project AQUARION MOE

何も無いところから突然現れるサヨ。
幽霊なのかと思ったら、他の人にも見えている。

Ⓒ2023 SHOJI KAWAMORI,SATELIGHT/Project AQUARION MOE

特殊強化クラスの生徒〈エレメント〉に選ばれてしまい、未知の生物と戦うことに。
赤髪のサッコは数年前に特殊な学校に通わされていたらしいです。

3人が乗るベクターマシンは感情で動かすことができるらしい。

でも、たしか「心が欠けている」とイチキさんが言ってたよね?

心が欠けているから、合体が必要、もしくは合体できるってことなんだろうか

※追記
2話で、サヨには自己犠牲してしまう、自分を大事にしない、欠けた面がある。
サッコには恐怖心が欠けている。(無謀な行動をしてしまう)
という描写がありました。

全体の感想


アクエリオンにしてはおとなしい。
ストーリーは謎だらけ。
1話だけでは判断できない。
並行世界?パラレルワールド?考察系アニメの予感。

アクエリオンといえば、

「GO!アクエリオーン!」

って叫んで合体するのが恒例なのですが、今回は静かでした。
絵も頭身低めなので、これで合ってるのか!?と思いながら見てました。

会話劇の方はどことなく暗くて
1話はクラスメイトが死んだ、葬式という重苦しいシチュエーションだったのですが
このキャラデザのおかげか、そこまで重く感じなかった。
リアルなキャラデザでいじめがどうのと言ってたら、かなりシビアになってたと思う。

でも2話やEDでリアル頭身の絵が出てますので、どう絡んでくるのかなあと、気になりますね。

※2話まで見たので少し感想追記します。

2話で世界の説明がだいぶ詰め込まれてまして、もう一回見ないとわからないのですが

どうやらこの世界とは別の世界があるという説明がありました。
パラレルワールドのようなものらしく、二重スリット実験のこととか、かなり説明が畳み掛けられてました。

ちなみに二重スリット実験
(仮想現実の話にも関係していてロマンがある話です)

光は粒子光子なのか?波なのか?
調べるためにスリットを用いた実験。

人間が観測する(検出器のスイッチをオン)と粒子の集合体になるが
観測をやめる(検出器のスイッチをオフ)と、また波の模様が現れるというもの。

観測が、光子の状態に影響する。

オカルトみたいな話ですが、そういう研究結果があったようで、今も研究されています。
観測すると変化するという話から、並行世界、他世界があるなんて話も…。
人間が観測できていないだけで存在する世界があるんじゃないかという説ですね。

最近はmarvelや映画でマルチバースがテーマの作品が多いのでもしかしたらこれも…?

サヨが死んでたり、生きてたり、どちらかわからないという点がひっかかります。

あと、2話で、リアルな頭身のキャラの幻影も出てきました。

一万二千年前の人物が転生したのが今の主人公達だと前作と同じになってしまうのですが、

どうにも絵柄が違いすぎるので、
転生した人物の並行世界とか、仮想現実とか?
考察すると楽しそうですね。


とりあえず前作とは関係がなさそうなので、初見でこちらの想星から見て大丈夫だと思います!(うーむ、でも断言はできないか)

ロボットもの好きな方にはもちろんオススメなので、気になる方は見てみてくださいね。

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