見出し画像

「メダリスト」2025年冬アニメ感想6~フィギュアスケートの作画が素晴らしい。「もっと早く始めていればよかった」というセリフに泣いてしまう。

「メダリスト」はつるまいかださんによる漫画作品。
フィギュアスケートを題材にしたスポーツ漫画で、『月刊アフタヌーン』にて、2020年7月号から連載中。
既刊11巻。

元フィギュアスケート選手の明浦路司は、スケートを独学で学ぶ少女・結束いのりと出会う。
司はいのりに正式なクラブへ入ることを薦めるが、彼女の母親は不器用な娘にスケートを諦めさせることを望んでいた……。

メダリスト アニメ公式サイトより

すごく見たかったアニメです。
1話から、いのりに幸せになってほしい…と思いながら見てました。泣いてしまった…(´;ω;`)

OP最高すぎる~!

気になるポイント


・主人公、いのり

学校の成績も悪く不器用で、
学校ではクラスメイトとうまくいっていない
母親にも「出来が悪い」と言われて
自尊心を傷つけられている日々を送るいのり。

スケートリンクに忍び込んでいたところを司に見つかり、そこからスケートクラブに行くきっかけができる。

が、母親は、いのりにスケートなんてできるはずがないと反対する…。

もう、いのりがいつも自信なく、涙をこぼしている姿が見ていてつらい。

特に母親には一度も褒められたことがないんだろう。

司に褒められた時の驚きと喜びようといったら…!(司がアゲアゲメンターすぎる)

テスト練習で、華麗な滑りを見せたとき、母親に褒められたのに「今、褒めてくれた!?」と、喜んで声を上げてたのが印象的でした。

ほんとなんで、日本の親って子供のことを落とすのでしょう。
この子はほんとダメでー、とか、よく言いますよね

あれめっちゃ傷ついてるんですよ。

自分の子供なのになんでそんなこと言うのかなって不思議に思います。
(熱く語ってしまった…)

・リアルなスケート描写とストーリー

スケートアニメというと、ユーリオンアイスが有名ですが、あれはすでに大会に出ているユウリ達のお話でした。
メダリストはまったくの初心者スタート。

基本的な滑り方のレクチャーシーンは、スケート知らない人間からすると興味深くて面白い
(そうやって滑るんだ…)

また、

・フィギュアスケートはお金がかかる
・11歳から始めるのでギリギリ
・中学生からでは遅い
・「もっと早く始めればよかった」

と、リアルな話が出ます。

スポーツや音楽って小さい頃からやらないとプロになれないのがほとんどですよね…

今作はスケートの楽しいシーンだけではなく現実の厳しさの描写もこれからがっつり出てくるんだろうなと思い、続きがとても気になります

全体の感想

心に響くフィギュアスケートアニメ!
いのりの成長が楽しみ

作中で、司やいのりの
「もっと早く始めればよかった」と言う言葉が胸を抉りました。

「スケートをやりたいと、あの時ちゃんと親に言えばよかった」

なんでもそうですが、こういうスポーツや芸事を目指すとき、親という障害を乗り越えないといけない人はたくさんいると思います。

悲しいかな、夢を応援してくれる親ばかりではない

確かにフィギュアスケートはお金もかかるし、食事制限や身体の強化トレーニング、かなり厳しい世界です。
もし芽が出なかったらお金や時間がもったいないと、先のことを考えて反対する親もいるでしょう。

でもその時、本人がどれだけやりたいかを、親にちゃんと伝えて、応援してもらえるか、それが夢を叶える第一歩になる。

反対されるかも、と思っても話し合うことは大事ですね

とはいえ、私は反対されて、影で勝手に今の道に進みました。結果オーライではあるんだけど…
されてもそれでもやりたいか?応援無しにやるにはどうするか考えるのも大事。過酷だけど

いのりはどうしてもやりたくて、ちょっと邪道なやり方で練習してたんですよね
結果司に出会えたから結果オーライではある…


これは今季追いかけていきたいアニメです!

個人的に振り付けに、フィギュアスケートの鈴木明子さんのお名前があって嬉しい
すごく好きな選手です

フィギュアスケートは結構見ていて、真央ちゃん、安藤美姫さん、鈴木明子さん、村主章枝さんの代の時、よく見てました

鈴木さんはウェストサイドストーリーの演目があって元気はつらつで、笑顔が素敵で今でも忘れられません。

↑(6:17~開始)(後半9:25~のはじけ具合が好き!)

タンゴの細かいリズムのステップ刻みが美しい。最後の決めポーズがめちゃくちゃかっこいい

アニメの方だと各キャラどんな演目で演技するのかとても楽しみになってきました!



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集