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音楽とゲームの融合|GAME OVER FESの感想とゲームイベントの可能性についてについて
ⅠGAME OVER FESとは
音楽ライブとゲームイベント融合した新感覚イベント! 結論から言うと2回目をやってほしいです。
ライブは「THE BAWDIES」、「FIVE NEW OLD」、「the telephones」の3組が出演、ライブイベント用の会場のため、ライブパートは演出も含めて本格的な演奏が楽しめました。
本音を言えば the telephonesしか知らず楽しめるか不安でしたが、3組ともパフォーマンスが素晴らしく、LOCKFESのノリで楽します。
ゲームパートは上記バンドの一部メンバーが参戦! プロゲーマーやプロストリーマーの方と一緒にゲームをプレイします。
ゲームパートでは「Fall Guys」と「STREET FIGHTER V 」が採用されました。
MC陣やゲームパートの方は出演者が多いため以下のリンクをご覧ください。
「https://www.gameoverfes.com/」
Ⅱライブ前後のアーティストの素の部分が見られる
バンドのライブとなれば、アーティストの方々は徹底的にキャラクターを作りこみます。
照明やMCのセリフ、オーディエンスの煽り方など、台本に経験を詰め込んでファンを楽しませるための施策を打つためです。
プロのアーティストとして成功するレベルの方々であれば、なおさら徹底的に作りこみます。
ですが、ゲームパートであれば、アーティストの方の作りこみは困難です。よい印象を与える立ち回り(台パンしない等)はできると思いますが、ゲームプレイによって発生する一喜一憂はコントロールが困難だと思います。
その作りこめない一喜一憂が見れることをファンが楽しみ、その結果、より深くアーティストを愛せるのではないでしょうか?
アーティストが音楽を作り、演奏するだけでなく、SNSのコメントや動画を投稿する理由は音楽だけでなくアーティスト個人(orグループ)を愛してもらうための行為のはずです。
素の部分と作りこみの部分の2点を、同時に愛してもらえる機会はなかなかないため、希少なイベントだと感じます。
ⅢeSports代理店やプロゲーマー等の仕事が増える
今までゲームが関わらなかったイベントにゲームが関わることで、その分ゲーム関係者の仕事が増えます。
イベント代理店であればゲームパートの企画運営、プロゲーマーやストリーマー、MCであればゲームパートへの出演、のように業務が発生します。
eSports関連イベントの数はゲーム販売会社の予算に大きく依存します。そのため、イベント代理店は複数のゲームイベントを並行して運営しますし、プロゲーマーやストリーマーは配信やゲーム販売会社が資金を出していないイベント出演(メディア出演も含む)などで収入を得ます。
GAME OVER FESのようにゲーム販売会社が資金を出さないイベントが増えれば、上記の関係者の収入が増え、産業が大きくできます。
また、ゲーム販売会社も普段自社のゲームに触れない方にゲームやイベントの宣伝ができるメリットがあります。
Ⅳ参加者がゲームの知識に触れられる機会があるとよかった。
最後は次回、こうしてほしいという要望を書きます。ゲームイベントと音楽LIVEというかけ離れたイベントの融合だからこそ起こる問題点の解決策?です。
当日会場にいた方はその多くがアーティストのLIVEを見に来ている方だったように思われます。法被のような衣装きている方もおり、ゲームパートの出演者を見に来たようには思えなかったです。
僕の周りも1人をのぞいて女性が多く、唯一の男性に話を聞けばthe telephonesを見に来たとのこと。
Fall Guysはルールがシンプルであり、実況・解説者の説明があればルールやプレイヤーのすごさが分かってもらえると思います。ライトゲーマーでも楽しめるゲームなので、プレイ経験のある方もいたかもしれません。
一方、ストⅤはキャラを知っている方がいても、具体的な操作や駆け引きまで知っている方は少ないのではないでしょうか?
ストⅤのゲームパートのルールはプロストリーマーの金デヴ選手にアーティストの方が様々なハンデ戦を挑むというルールでした。
後半になるとアーティスト側も操作に慣れている方が出演し、クリティカルアーツを当てるのはもちろん、ハンデを利用してめくりを当てるなど、経験者らしい技術を披露しながら、いい勝負をする方もいたのですが、ほとんどの方はぴんと来ていなかったと思います。
それこそ、クリティカルアーツやVトリガーの発動条件、2D格ゲーのガードの基本(中下や表裏)などをあらかじめ説明できるチラシなどが配布されていれば、もっとわかってもらえたような気がします。
とはいえ、あくまでもアーティストの素の部分をファンに見てもらうことが第一だったと思うので、本当に予算に余裕があれば、実施する程度で良いのかなって思います。
番外編:個人的に楽しかったこと
①THE BAWDIESが知れたこと
単純にかっこよかった。最初の演目がTHE BAWDIESのライブだったからこそ、最後までだれずにイベントを楽しめました。
当日初めて知ったバンドだったので、1曲も知らなかったのですが、それでも楽しめました。メンバー全員がスーツで決めているのでビジュアルもかっこいいですよね~
Dr.FeelgoodやTHEEMICHELLEGUNELEPHANT的なかっこよさにコミカルさ
を加えて今に適応したいい雰囲気でした。もちろん演奏はハイレベル。
②金デヴ劇場が見れたこと
格ゲーマーとしてベテランといっても良いキャリアを持った金デヴ選手。当日は、ゲームパートに全部出場する大活躍でした。
Fall Guysではステージ上のプレイヤーの中で最も最後までゲームに残り、会場を盛り上げていました。ちなみに、リハーサルでは全部1位でレースを優勝したそうです。
ストⅤは過酷なハンデを負いながらも、ハンデに合わせてキャラを変え、無事勝ち越しました。
ゲームは変われど、闘劇2010ストⅣ決勝の3タテのような独壇場を生で見れたのはうれしかった。
まとめ
最初にも書きましたが、楽しかったのでまたやってほしいです。音楽とゲームの融合によって、今まで見てもらえなかった人たちに音楽やゲームを知ってもらえる機会が生まれるのは素晴らしいと思います。
月並みな感想ですが、これで締めたいと思います。記事を最後まで見ていただいてありがとうございました。