ポケモン対戦オフ大会の最高峰|第37回シングル厨のつどいは見せ方にもこだわった最高の大会でした
Ⅰシングル厨の集いとは
2008年に始まったポケモンシングルバトルのコミュニティ大会です。主催が変わりながらもこれまで37回行われ、多くの名勝負を生み出してきました。
2010年前半には320人規模の大会となり、見学者やスタッフを入れて400人弱の大型大会に成長しました。
ポケモンシングルバトルは公式大会たないため、ゲーム内のランクマッチやコミュニティ大会での実績獲得がプレイヤーのモチベーションとなっています。
第37回はYoutuberチームのポケモンソルジャーが主催を引き継ぎ、大会が行われました。
スタッフにはポケモンソルジャーの顔役であるA0選手のように歴代大会優勝者もおり、選手として活躍していたプレイヤーが裏方に入るのは10年ほど大会を知っている身としては感慨深さを感じました。
今回は3人1組のチーム戦という珍しい形式でした。こちらは今後続くかわかりませんが、こういった形式も楽しかったです。
Ⅱ大会の素晴らしいところ
①演出部分がしっかりしていた
ステージ中央の対戦エリアに優勝トロフィーが常設されており、こちらはは予選では使用しません。
これにより、ステージは本戦出場者のみが利用できる特別な場所であり、その中央にあるトロフィーを目指して対戦する気持ちがわきやすい構造になっております。
また、本戦では実況と解説つきで生配信が行われました。
実況は長年ポケモンのオフライン大会で実況をされてきた「がちゃ」さん。解説は元シングル厨の主催として320人規模の大会を仕切り、現在はスマブラのプロゲーマーとして活躍する「ライト」さんが担当。
ライトさんは主催時に優勝経験があります。
②選手の負担を減らす試みが行われていた
選手が試合をするテーブルがDiscordを通じて毎試合連絡されるため、そちらへ行けば自然と対戦相手と対面できます。
グループ総当たり(ラウンドロビン)のため、選手1人当たりの試合数が多いのですが、それでも大きなトラブルがなく予選進行ができていました。
また、配信は本戦のみ行い、予選突破チームは配信以外の試合を別室で行うことで、プレイヤーの構築バレを防止する試みが行われています。
コミュニティ大会というリソースが限られている環境下において、可能な限り選手の快適な試合環境を構成しているのは素晴らしいと思います。
③新規勢も多く大会参加していた
今までは異なりYoutuberチームが主催していたこともあり、古参のプレイヤーだけでなく、今回がオフライン大会初参加というプレイヤーを複数人見つけました。
中には中学生だけのチームもあり、ポケソルが主催だからこそ参加したチームもいました。
こうやって新しいプレイヤーがオフ対戦会に参加してもらえる環境があるとポケモンシングルバトルの界隈全体に良い影響があるはず。
ⅢYoutuberチームが引き継いだ意義
前述のとおり、知名度のがある人たちが主催した大会だからこそ新規ユーザーが増加した点で意義があると思います。
公式大会がない場合は新規ユーザーの獲得や継続が難しいので、そこをフォローできる点がよかったと思います。
また、主催側がもともと選手として活動していた点もよかったです。大会のストーリーとして美しいですし、選手だったからこそ運営時に気にかけられる部分が多いと思っています。
Ⅳ大会に参加した感想
チーム成績3-3
個人成績2-4
と振るわずでしたが、とても楽しかったです。(一番負けたのが僕なのは秘密)。シングル厨がチーム戦と知ったとき、ポケモンSVで6年ぶりに復帰した自分にはチームを組める仲間がいませんでした。
慌ててツイッターに #シングル厨 とハッシュタグつけてチームメンバーを募集。その声に反応してくれた「ぼーれー」さんと「まーブル」さんで3人用のDiscordサーバーを作り、連絡を取れる状態を作り、構築相談などをしながら準備を行いました。
直接会うのも前日や当日という状態であり、連携などに不安がありましたが、お二人ともとても良い方で助かりました。
まとめ
古参プレイヤーだけでなく新規の方も安心して楽しめる大会でした。運営は大変だと思いますが、今後も継続してもらえると嬉しいです。
今回は参加費無料でしたが、個人的には1000円以上払ってでもまた行きたい。
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